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2020年2月14日のセキュリティ記事一覧(全2件)
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アメリカ合衆国

米独の情報機関、有力な暗号機メーカーに秘密裏に出資し他国の機密を半世紀ほど収集していた 29

ストーリー by hylom
いつの時代もバックドアを求める 部門より

Anonymous Coward曰く、

多くの国で使われていた暗号化装置を開発していたスイスのCrypto社を米国およびドイツの諜報機関が1970年代に秘密裏に買収、同社の暗号化装置を使った外交公電などの通信内容解読していたことが判明した。同社の暗号装置は2000年代まで120か国以上に販売されており、一時は各国政府の暗号通信の約40%で使われるほどのシェアがあったという(Washington PostBBC東京新聞Slashdot)。

実際、これによって1979年のイラン米大使館人質事件時にイラン当局の動きを監視したり、1982年のフォークランド紛争でアルゼンチン軍の機密情報を入手する、といった成果が上がっていたそうだ。ただ、ソ連(現ロシア)や中国、北朝鮮はCrypto社の暗号機器を導入していなかったという。

なお、Crypto社の機器が人気だったのは、スイスが精密機器に強いとされており、また永世中立国であることから信頼できるという点も大きかったようだ。

14112031 story
インターネットエクスプローラ

Microsoft、2月の月例更新でInternet Explorerのゼロデイ脆弱性を修正 12

ストーリー by hylom
今度こそWindows 7は終了か 部門より

headless曰く、

Microsoftは11日に提供開始した2月の月例更新プログラムで、1月に公表していたInternet Explorer(IE)のゼロデイ脆弱性CVE-2020-0674)を修正した(セキュリティ更新プログラムガイド)。

CVE-2020-0674はjscript.dllがIEでメモリ内のオブジェクトを処理する方法に存在するもので、回避策としてjscript.dllのアクセス権を変更する方法が紹介されていた。しかし、この回避策を使用するとMicrosoft Print to PDFやWindows Media Player、Windows Scripting HostのJavaScriptエンジンが動作しなくなる問題が発生するほか、サードパーティーアプリケーションでも動作しなくなる問題が報告されている。

月例更新プログラムでCVE-2020-0674が修正されたのは、バージョン1511と1703を除くWindows 10の全バージョンのほか、Windows 7 SP1/8.1/RT 8.1/Server 2008 SP2~2019となる。上述の回避策を使用している場合、セキュリティアドバイザリに従って更新の適用前に回避策を解除しておくことが必要となる。

ただし、Microsoftが事前に予告していた通り、Windows 7/Server 2008でCVE-2020-0674の修正を含む2月の更新プログラム(KB4537820 / KB4537813 / KB4537767)が提供されるのは有料セキュリティアップデート(ESU)が有効なマシンのみ。更新プログラム自体はMicrosoft Updateカタログから入手することもできるが、ESUが有効でないWindows 7/Server 2008に適用すると再起動後に「Windows更新プログラムの構成に失敗しました/変更を元に戻しています」と表示され、更新プログラムの適用は失敗する。

Windows 7では1月の更新プログラム適用後に一部の環境で壁紙が黒一色になる問題が発生し、プレビュー版のマンスリーロールアップですべてのユーザーに修正が提供されていたが、ESUが有効でない場合はこのプレビュー版が最後の更新プログラム提供となったようだ。

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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