内閣サイバーセキュリティセンターが公開したコラム内画像に対し盗用の疑い 66
ストーリー by hylom
確かにそっくり 部門より
確かにそっくり 部門より
Anonymous Coward曰く、
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は2月17日、サイバーセキュリティ月間の週替わりコラムで「セキュリティ心理学~だましの心理学~」を公開した。
しかし、このコラムにおいてSMS(ショートメッセージサービス)を利用しただましとして掲載された図が、全国銀行協会のフィッシング詐欺解説サイトに掲載された「銀行を装った偽のSMS例」の図と酷似している。また、全国銀行協会の図ではSMSの送信元が「marumarubank」と例示されているが、コラム内の図では「○○bank.co.jp」と改変され、コラム本文で「図に示すようにSMSは送信元も明確でなく、だまされ易いのです。 」と実際の攻撃のように紹介されており、捏造の疑いも持たれる。
なお、コラムの副題である「だましの心理学」は、同名の書籍が2007年に別の著者によって刊行されており、コラム内で引用もない。
このコラムは情報セキュリティ大学院大学名誉教授の内田勝也氏によって執筆されたものである。だましの危険性について普及啓発するコラムでだましを行ったとなれば、セキュリティ専門家としての資質に疑念を抱かざるを得ない。