米マテル、中国からのフィッシング攻撃に引っかかる。資金はギリギリのところで回収 37
ストーリー by hylom
大手企業ですら引っかかる 部門より
大手企業ですら引っかかる 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
バービーで知られる玩具メーカーのマテルが、昨年フィッシング攻撃の被害に遭っていたという(CSO、CBSNews、Slashdot)。
2015年4月30日、同社の財務担当者は新たなCEOから300万ドルの資金供給のメール連絡を受けた。中国市場への投資を考えていた新CEOに貢献したいと考えていた財務担当者は、認証内容を確認しないまま入金してしまったという。マテルが気がついて法執行機関や金融機関に連絡したときには、すでに手遅れだと言われた。偶然にも5月1日は中国銀行の休日で、めギリギリのところで口座を凍結、資金流出を食い止めることはできたという。
近年、こうした企業に対するフィッシング攻撃が増えている。税金詐欺や個人情報の盗難を利用して資金を盗み出す。特に、ビジネス電子メール詐欺は、最新のフィッシング戦術となっているという。こうした盗み出した資金はほとんどが中国温州の銀行に流れるとされている。