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2016年8月18日のセキュリティ記事一覧(全4件)
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クラウド

クラウドベンダーが政府と協力する必要はあるのか 15

ストーリー by hylom
ない 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

米国では銃乱射事件が発生し、FBIがAppleに容疑者のiPhoneの暗号化を解除するようAppleに要請する事件があった。この件は第3者の解析により解決に至ったが、ほかのサービス、例えばクラウド・ベンダーなどでも今後、同様の問題は起きていく可能性は高い。この問題に対し米国では専門家の考えも分かれているようだ。

クラウドサービスへのデータ保護サービスを提供しているBitglassのIT専門家のうち反対者は55%。一方で35%の人は要求があればクラウド・ベンダーは復号化したデータを政府に渡す必要があるとしている。INFOSECのヨーロッパ、中東、アフリカ(EMEA)の担当専門家では反対者は42%、さらに米国担当専門家の64%が政府への協力に反対したという(Help Net SecuritySlashdot)。

一方、FBIのジェームズ・コミー長官は8月5日、過去10カ月間にFBIの捜査対象となった電子デバイス5000台のうち650台にアクセスできなかったことを明らかにした。「暗号化技術について議論しなければ、この問題は悪化する一方だ」と発言している(ITmedia)。

12880840 story
ネットワーク

TCP仕様の1つに中間者攻撃可能な脆弱性、Linuxが影響を受ける 34

ストーリー by hylom
影響が広まる 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

TCPのセキュリティを向上させるはずの仕様であるRFC 5961に重大な脆弱性が発見され、その仕様を実装していたLinuxカーネル3.6以上を搭載する端末が影響を受けることが明らかになっていたが、この脆弱性がAndroid 4.4以降にも存在することが報じられている(RegisterZDNet JapanINTERNET Watch)。

この脆弱性は7月12日に公開されていたもので、短い所要時間・高い成功率で通信の妨害や乗っ取りが可能とのこと。既にパッチや回避策が提供されているが、Android向けの修正プログラムはまだ未提供とのこと。

なお、WindowsやMac OS X、FreeBSDなどのLinux以外のOSではRFC 5961の実装が遅れていたため、影響は無い。

12881685 story
暗号

中国が解読不可能な暗号通信の実現へ向けた量子科学実験衛星を打ち上げ 20

ストーリー by hylom
世界に先駆けられるか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

中国が16日未明、世界初という量子科学実験衛星「墨子」の打ち上げに成功したという(産経新聞ウォール・ストリート・ジャーナルCNET Japan)。

墨子は量子鍵配送システムによる量子暗号通信を行うことを目的とした衛星。これを利用することで、非常に堅牢な暗号化通信が可能となる。光ファイバーを利用した量子鍵配送システム自体はすでに一部商業利用されているが、量子鍵配送を目的とした人工衛星の打ち上げは初めてという。

中国は関連施設の建設も行っており、今後衛星と地上を結ぶ量子暗号通信の実験システム構築を目指すという。

12882431 story
Windows

Windows 7/8.1の更新プログラム、10月からロールアップパッケージでの提供に移行 48

ストーリー by hylom
アップデートに必要な時間が短縮されると良いのだが 部門より
headless曰く、

Microsoftは15日、Windows 7/8.1(Windows Server 2008 R2/2012/2012 R2を含む)を対象に、10月から更新プログラム提供をロールアップモデルに移行し、セキュリティ関連の修正と信頼性関連の修正を1つにまとめたロールアップパッケージとして提供することを発表した(Windows for IT ProsWindows CentralV3Ars Technica)。

Microsoftでは5月にWindows 7 SP1以降の更新プログラムをまとめた「便利な更新プログラムのロールアップ」を提供開始した際にロールアップモデルへの移行を発表していたが、この時点ではセキュリティに関連しない修正プログラムのみが含まれると説明していた。しかし、ユーザーからのフィードバックを受けてセキュリティ関連の修正プログラムも含めるようにしたとのこと。サービススタックやAdobe Flashなど個別に提供される更新プログラムもあるが、ロールアップパッケージにセキュリティ関連の修正も含まれるということで、毎月の更新プログラムの本数は大幅に少なくなるとみられる。これによりパッチの依存関係などの問題が発生しにくくなり、パッチの適用やテストは単純化される。一方、問題発生時に特定のパッチだけを削除するといった対応は難しくなる。

ロールアップパッケージは11月以降、前月までのロールアップによる修正をすべて含むものとなる。来年にはそれ以前のパッチも順次追加されていき、最終的には完全な累積的な更新プログラムとして提供することを目指すという。ロールアップパッケージはWindows Updateで配布されるほか、WSUSやSCCM、Microsoft Updateカタログでも配布される。

なお、企業向けにはセキュリティ関連のパッチのみを1つの更新プログラムにまとめたものも提供される。こちらは当該月にリリースされたパッチのみが含まれ、WSUSやSCCMおよびMicrosoft Updateカタログで配布される。更新プログラムの配布方式変更に伴い、ロールアップとセキュリティのみの更新プログラムについては、Windows 10と同様のリリースノート形式で変更点の説明が行われるようになるとのこと。

このほか、同時に.NET Frameworkの更新プログラムもロールアップモデルへ移行する。こちらもセキュリティ関連のパッチだけをまとめた更新プログラムがMicrosoft UpdateカタログおよびWSUSで提供される。また、近いうちにMicrosoft UpdateカタログはActiveXコントロールに依存せず実行できるようになるそうだ。現在のMicrosoft UpdateカタログはActiveXコントロールを必要とするため、使用できるのはInternet Explorerのみ。Microsoft Edgeでも使用できなかった。

typodupeerror

ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

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