
トレンドマイクロの誤検知、フリーソフトの開発を停止に追い込む 146
トレンドマイクロ(笑) 部門より
CPRM解除ツールを「インターネット脅威ランキングトップ」と認定したり、B-CAS書き換えツールをマルウェアと認定したりとその所業が失笑を浴びているトレンドマイクロだが、今度はフリーソフトの開発を停止に追い込む悪行を達成した。
先月、フリーウェアの Windows カスタマイズツール、マルウェアと認識され作者サイトがブロックされるという問題が発生したが、その続報となる。発生したのはトレンドマイクロのセキュリティソフトがフリーソフト「いじくるつくーる」と「すっきり!! デフラグ」の配布サイトに対し、「危険なWebサイトである」とのメッセージを表示してブロックする、という問題なのだが、トレンドマイクロに「稀にしか発生しない」とされた誤検知が繰り返し発生、さらに「再発防止策について詳細を聞いたところ、継続的な出費が発生してしまうものであり、しかも、手間が大きくかかってしまうものであることから、受け入れは困難」ということで、結局作者が当面の更新停止を宣言することなってしまった。作者のブログには
今の心情は、ストーカーがナイフを持って、後ろからついてきているような状態です。過去に、もう、何回かそのナイフで刺されていますが、一昨日もそれで刺されました。
と記されている。なお、これを報じている窓の杜の記事では、
窓の杜ライブラリに収録している両ソフトについても、ダウンロードがブロックされる問題がたびたび発生しており、そのたびに同社へ問い合わせてブロックの解除を依頼している状況。根本的な誤検知対策も依頼しているが、記事執筆現在において有効な対策は取られていない。
「ウイルスバスター」の“危険なWebサイト”認定については誤検知が多いため、その結果を参考程度と捉え、「ウイルスバスター」を含む3種のウイルス対策ソフトでダウンロードしたファイル自身を検査し、問題が検出されなければ更新対象とするよう方針を転換した。
などと述べられている。
ウイルス作成罪との関連は? (スコア:5, 興味深い)
何度も何度もウイルス扱いするのでは、「この作者はウイルス作成の犯罪者です」とトレンドマイクロが言いふらしているようなものですよねぇ。これ、以前作者が書いてた気がするけど。名誉毀損で告訴しようにも、何がどうなってるのか警察に話が通じなさそうだ。しまいには「あなたがウイルス作るからいけないんでしょう」まで無知な警察に言われそう。
Re:ウイルス作成罪との関連は? (スコア:1)
むしろ無知の方がいい。
「コンピューターウィルスじゃないのに、コンピューターウィルスと言いふらされて困っているんです。
それで、どうしたら良いのか聞いてみたら、金を払えって言ってくるんです。」