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ポンジュース国では、柑橘系の畑とそれ以外の里山で、ダニに起因する病気が異なる

タレコミ by pongchang
pongchang 曰く、

今回の検討で,重症熱性血小板減少症候群SFTS の届出当該者は,退職者や山間に居住する者が大部分であった。一方で,日本紅斑熱JSFの届出該当者に多い柑橘栽培農業者では,SFTS の届出が無かった。また,住宅環境が海岸に近く柑橘栽培の山が接近し,日当たりの良い集落・住宅の住民では,SFTS の届出が無かった。この違いとして,両感染症をそれぞれ媒介するマダニの種類が,JSFは,ヤマアラシチマダニ,キチマダニなど,SFTS は,フタトゲチマダニ,タカサゴキララマダニなどであり,それらのマダニが好む環境の違いが考えられる。
近年の人口の過疎化に伴う,耕作放棄地の増加や,急激な温暖化により,マダニの病原巣動物である野ネズミやニホンシカおよび,イノシシが増加している。それらが,人里に侵入することで,マダニとヒトとの接触の機会が急増すると考えられる。この悪循環により,将来的に愛媛県全域で JSF の患者の増加が懸念される。(公衆衛生学会誌2022 年 69 巻 7 号 p. 517-526

耕作放棄のみかん畑も蜜柑がなる。柑橘類を餌にイノシシが海を渡り進出する。
まだ耕作を続けているミカン園では作業者がマダニに接しやすくなるという環境の変化が有るのかもしれない。


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