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「did」の単語のある記事がグーグル八分される。海賊版対策会社のしわざ

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
2018年にコンピューター史サイトであるTwo-Bit Historyに、数学者Ada Lovelaceについての記事が掲載された。しかし、悲しいことにGoogleでその記事を検索しても、その記事を見つけることはできなくなった。理由はサイト管理者が「did」という言葉を使用したことにより、海賊版対策会社がGoogleにDMCA削除依頼をしたためだ。

大手テレビ番組を代表して活動している著作権ウォッチドッグサービス企業「RightsHero」が、「did」という言葉は著作権で保護されていると主張、DMCA削除依頼を連発したためだそうだ。同社はインドの有料テレビチャンネルであるZee TVを代表して活動している著作権侵害対策企業で、同社によれば、didはDance India Danceの略称になるという。

同社がターゲットにしたWebサイトはTwo-Bit Historyだけではない。PCゲーマーや政府系の一部Webサイト、そして辞書Webサイトまでもが削除リクエストに見舞われ、検索から省かれたという。後にGoogleは削除リクエストを確認し、Two-Bit Historyの記事については検索可能なように復元された。ただし、ほかのWebサイトまで検索が復元したかは分かっていないようだ。

悪意のある人物がGoogleのアルゴリズムの欠陥を武器にして、偽のDMCA削除依頼をしたのは今回が初めてではない。TNWの記事では状況を把握できず、脆弱なアルゴリズムへの対策で強化できなかった点は検索プラットフォームを混乱させるGoogle失策といえるだろうと指摘している(TorrentFreakTNWSlashdot)。
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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