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737NGの「ピックルフォーク亀裂」広がる。依然として原因不明

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
FlightGlobal 誌によると、韓国の国土交通部は100機の737NGを検査し、亀裂の見つかった13機を飛行停止処分とした。
https://www.flightglobal.com/news/articles/south-korea-grounds-13-737ngs-with-pickle-fork-cra-462155/

7日にはアイルランドRyanairも保有する737NGを飛行停止とし、
https://www.businessinsider.com/ryanair-boeing-737-pickle-fork-cracks-quiet-grounding-guardian-2019-11

先月末にはカンタス航空の機体で比較的飛行回数が少ないものからも亀裂が見つかるなど、影響が拡大している。
https://www.airlineratings.com/news/qantas-finds-pickle-fork-crack-lower-cycle-737ng/

損傷が見つかった機体は順次修理が行われているようだ。
https://naviationjapan.com/crack-found-boeing-737ng-pickle-fork-2-2559.html

Swinburne University of TechnologyのStephen Fankhauser氏はAFP通信に対し、直ちに安全性に影響はないと述べている。
https://www.businessinsider.com/boeing-737ng-pickle-fork-crack-lion-air-2019-11

この問題は9月末ごろから発見され始めたもので、通称「737 ネクストジェネレーション」または「737NG」と呼ばれる、第三世代ボーイング737型旅客機の737-600型から900型までの機体の一部で発生している。米連邦航空局が先に発行したAD(Airworthiness Directive, 耐空性改善命令)では、飛行回数が3万サイクルを超える機体を直ちに点検し、残りは次の数千サイクル以内に点検を行うことが指示されていたが、この指示内容を下回る機体でも亀裂が見つかり、飛行停止などの措置が取られている。

「ピックル・フォーク」は高さ数mのアルミ合金製の構造部品で、737NGの主翼桁と胴体を前方と後方の二点ずつ四点で結合し、形状が食卓で漬物を食べる二又のフォークに似て見えることからこの名前で呼ばれている。機体を解体して亀裂が生じたフォークを交換や修理することは不可能ではないが、設計上は9万サイクルの飛行に耐えるよう作られ、点検で亀裂が見つかって交換することは全く想定されていないとも伝えられる。

ボーイング737シリーズには、
1960年代に登場した「オリジナル」の737-100/200型、
1980年代に登場した「クラシック」の737-300/400/500型、
1990年代に登場した「ネクストジェネレーション」の737-600/700/800/900型、
2016年に初飛行した最新鋭「737 MAX」の737 MAX 7/8/9/10型がある。

このうち今回亀裂が見つかっている機体は第三世代の「ネクストジェネレーション」型で、墜落を防止する装置の暴走で墜落事故が発生した737 MAX型より一つ前の世代となる。
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