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ゲーム

小説版ドラクエVの作者、新作ドラクエ映画でのクレジット記載などを求めて製作委員会を提訴

タレコミ by hylom
hylom 曰く、

人気ゲーム「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」のストーリーをベースにアニメ映画化した「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」が8月2日より公開されているが、この映画の製作委員会に対し、「小説ドラゴンクエストV」の作者である久美沙織氏が提訴したことを明らかにした(久美氏のTweet久美氏による発表)。

久美氏が問題としているのは、小説版で主人公の名前として使われていた「リュカ」が映画版で無断で使われている点と、小説内で主人公に対する呼びかけとして使われていた「リュケイロム・エル・ケル・グランバニア」が無断で「リュカ・エル・ケル・グランバニア」と改変されて使用されたという点。そのため久美氏は謝罪と、映画において「リュカ提供:久美沙織」とのクレジット記載を求めている。

元々原作のドラゴンクエストVでは主人公の名前は設定されておらず、プレイヤーが任意の名前を付けてプレイするスタイルだった。そのため、久美氏は「リュカ」の名前については「私が創作した」と主張している。この名前が映画で使われているにも関わらず、スクウェア・エニックスに久美氏が尋ねるまでその旨の連絡は無かったという。

久美氏に対しては映画の全体監修を担当している市村龍太郎氏から経緯の説明があり、それについては納得しているとのことだが、その後製作委員会からの使用許諾契約などはなく、さらに製作委員会の一員である東宝にこれらの問題が伝わっていないことも分かり、こういった経緯から今回の提訴に至ったという。

また、スクウェア・エニックスがドラゴンクエストV関連作品で小説版の設定を久美氏に無断で使っていたとの指摘もあり、こういったことからスクウェア・エニックスへの不信感も出ていたようだ。

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