日本人のたばこ依存は、遺伝と相関性がある

あるAnonymous Coward 曰く、

理化学研究所のチームは、日本人約16万人の遺伝情報を解析したところ、たばこへの依存のしやすさと本人の遺伝的な特徴に相関があることを見つけた。チームは、個人ごとのゲノム配列の違いと、喫煙の有無や1日あたりの喫煙本数の多さといった喫煙習慣がどう関連しているかを解析。すると、たばこをよく吸う人に共通してみられる配列の違いがゲノム全体で9カ所みつかったという。

特に関連性が高かったのは、肝臓で働くニコチン分解酵素などの遺伝子のそばにある配列だった。こうした配列の特徴を持つ人は、もともとたばこを吸うと依存しやすい体質だとみられる。解析には、日本人の遺伝情報を集めた「バイオバンク・ジャパン」のデータを利用した。見つかった配列の特徴のうち7カ所は、これまで欧米の研究では報告されていないとされている。

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