インドの中央銀行、1年以内にATMをWinodws XPからアップグレードするよう命令

あるAnonymous Coward 曰く、

解説記事を読むより実際の通達文を見た方が話が早いのだが、元々、インド準備銀行(インドの中央銀行)のセキュリティ部門CSITE(Cyber Security and Information Technology Examination)は、2014年にマイクロソフトがWindows XPのサポートを打ち切る前に、ATMのOSアップグレードを指示する通達を各々の市中銀行へと出していた。
https://rbi.org.in/scripts/NotificationUser.aspx?Id=8778

しかし、これは効果がなかったようで、XPのまま今日まで4年間放置されてしまった。そこで、今月21日にCSITEは再度通達を出したのだが、これはかなり具体的なロードマップで以下のようになっている。
・7月末日までに銀行は改修計画を提出
・9月末日までにXPの比率を75%以下にする
・以下、四半期ごとに最大値の比率を25ポイントずつ下げて2019年6月末までにWindows XPの完全廃止
https://rbi.org.in/scripts/NotificationUser.aspx?Id=11311

この短い通達の中にはBIOSやauto-runなどの馴染み深い言葉が踊っているのだが、通達そのものを次の取締役会で取り上げるようにとも書かれている。また、以前の宛先は銀行の頭取だけだったが、今回は他の金融サービスや自社ブランドATM業者も付け加えられている。

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