35億年前の化石に微生物を確認。35億年前には地球に生命が存在したことを示す証拠に
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
オーストラリアで見つかった35億年前の極小の化石に生命の痕跡を確認したと、米大学の研究チームが18日、米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表した。10年以上かけた研究により、微生物の痕跡と突き止めた。生命の直接の痕跡で確認されたものとしては最古。肉眼では同定できない微化石はカリフォルニア大学ロサンゼルス校J. William Schopf教授とウィスコンシン大学マディソン校John W. Valley教授らが率いる研究で発見されたもの。
微化石は10マイクロメートルと人間の髪の毛の8分の1の細さで、微化石であるか断定することが困難だった。しかし、近年になって二次イオン質量分析法(SIMS)と呼ばれる新しい技術で調査が行われたところ、炭素の痕跡が見つかったことから、有機体の化石であるということが示された。
化石の起源は34億6500万年前であると推定されており、Schopf教授は「34億6500万年前までに、原始的な生命は光合成を行うものや、メタンを生み出すもの、メタンを使うものなど、多様化していた」「これは地球の歴史上、当時、多様な有機体が存在したことを示す初めてのデータだ」と語っている(GIGAZINE、AFP、QUARTZ、Slashdot)。
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