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統計

Net Applicationsの測定方法変更により、Windows 10のシェアが30%を超える

タレコミ by headless
headless 曰く、
Net Applicationsが公表しているブラウザーやOS、サーチエンジンなどのシェアデータ測定方法が変更され、過去のデータも含めて数字が変動した。その結果、デスクトップOSシェアの11月分でWindows 10が30%を超えている(Operating System Share by VersionOperating System Market Share)。

旧データでWindows 10のシェアが30%を超えたことは一度もないが、新データでは9月に初めて30%を超えており(30.52%)、10月には再び30%を割っていた(29.86%)。11月分では2.09ポイント増の31.95%となっている。旧データ前月分との比較では2.69ポイント増になる。Windows 7は前月から0.07ポイント増の43.12%だが、旧データ前月分と比較すると3.51ポイント減。3位はWindows 8.1(5.97%)、以下Windows XP(5.73%)とMac OS X 10.12(3.87%)が続く。Linuxのシェア(1.64%)は大幅に減少したようにみえるが、新データではUbuntu(0.51%)やFedora(0.05%)などが別バージョンとして分離されたためで、OS種別データでは2.21%。Chrome OS(0.29%)はOS種別でもLinuxと別集計になっている。このほか、OS種別ではWindows(88.39%)やMac(9.05%)に加え、BSD(0.04%)が集計対象になっている。

新データの測定方法はNet Applicationsの提携サイトに対するユーザーのアクセスについて、非アクティブ時間が30分以上続かないものを1セッションとし、セッションをカウントしていくというものだ。これまでの測定方法は1日単位で全提携サイトへのユニークビジターをカウントするもので、あるユーザーが複数の提携サイトに何度アクセスしても1ビジターとしてカウントされていた。そのため、新データではアクセス回数の多いほどシェアが高くなるStatCounterの数字に近づいたとみられる。2016年12月分以降のデータを比較すると、旧データのバージョン別シェアはWindows 7が常に高め、Windows XPとMac OS X 10.12が常に低めになっていた。OS種別ではWindowsが常に高め、Macが常に低めとなっていたようだ。

StatCounterのWindowsバージョン別シェアデータではWindows 7が42.51%(0.16ポイント減)、Windows 10が41.36%(0.41ポイント増)となり、差は1.15ポイントまで縮んでいる。デスクトップOS全体でのWindowsのシェアは82.74%なので、デスクトップOS全体に占めるWindows 7の割合は35.17%、Windows 10は34.22%となり、差は0.95ポイントとなる。なお、全OSではWindows(38.11%)が9か月ぶりにAndroid(37.91%)を上回って1位となっている。

SteamではWindows 7 64 bitの増加傾向とWindows 10の減少傾向が続く。Windows 7 64 bitは69.89%(6.67ポイント増)で、Windows 7全体では71.30%(6.21ポイント増)。Windows 10 64 bitは23.65%(4.97ポイント減)、Windows 10全体では23.94%(5.05ポイント減)となった。使用言語では簡体字中国語が前月に続いて増加し、64.35%(8.23ポイント増)となっている。

なお、Microsoft CEOのサティア・ナデラ氏は11月29日、Windows 10の月間アクティブデバイスが6億台に達したことを年次株主総会で発表したそうだ。この台数にはPCだけでなくスマートフォンやXbox One、IoTなども含まれる。5億台到達が発表されたのは5月のBuild 2017だったので、約7か月で1億台増加したことになる。
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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