国家安全保障書簡を使えばFBIはジャーナリストを簡単に監視できる
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
FBIには国家安全保障書簡(National Security Letter:通称NSL)という仕組みがある。FBIが国家安全保障に関連する情報の提出を求めて発行する書状で、裁判所の令状も不要。先月の27日にはTwitterが情報解禁になったNSLを公開した。内容は連邦機関からあるユーザーアカウントの名前と住所、そのほかの関連情報を提供するよう命じられ、そのことをユーザーに通知することを禁じられたというものだ(TheIntercept、the guardian、Slashdot)。
この仕組みを報道機関に使えば、ジャーナリスト本人に知られることなく入手できる。ターゲットがジャーナリストの場合は、司法省との相談が必要とされている。しかし、外国諜報機関と関連している可能性があれば司法省の連絡は不要だという。このようにNSLはFBI側に対してはほぼ制限のない仕組みとなっている。FBIは2015年には13,000通ものNSLを出しているそうだ。
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