パスワードを忘れた? アカウント作成
16929769 story
政府

英教育省、強化された軽量気泡コンクリートを含む教室等の使用中止を勧告、イングランドの104校に影響 38

ストーリー by headless
危険 部門より
英教育省は 8 月 31 日、強化された軽量気泡コンクリート (RAAC) に対する安全対策が行われていない教育機関の建物について、イングランドでの使用中止を勧告する新ガイダンスを発表した (ガイダンスニュースリリースThe Education Hub の記事The Guardian の記事)。

RAAC は教育機関の建物で 1950 年代から 1990 年代半ばにかけて用いられており、この期間に建設または増改築された学校などの建物には例外なく含まれているという。英政府ではこのような建物の危険性を認識して対策を進めてきたが、最近の状況から未対策の RAAC を含む場所を使用し続けるべきではないと判断したとのこと。

イングランドでは 156 の学校で RAAC が用いられているが、安全対策が行われているのは 52 校に過ぎない。ただし、残り 104 校でも全面閉鎖が必要になるわけではなく、中には教室単位での使用中止で済むものもあるとのことだ。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 斜め読みした限りでは、コンクリート中の鋼材が錆びて崩壊する可能性があるとか。しかも明確な前兆が無かったりするらしい。

    https://en.m.wikipedia.org/wiki/Reinforced_autoclaved_aerated_concrete [wikipedia.org]

    このウィキペによると日本でも結構使われてるらしいので影響あるかも?

    • by Anonymous Coward on 2023年09月02日 13時36分 (#4521631)

      Rはreinforceだから鉄筋のことで、AACは日本ではALCと呼ばれている。要するにALCに鉄筋が入ったものがRAAC。
      R 鉄筋
      A オートクレーブ:現場で固めずに工場で高圧蒸着したコンクリート。取り外せるが一体形成できない。
      A エアロ:固める時に発泡させて、軽量・断熱・低コスト・エコ。
      C コンクリート

      具体例としてはヘーベルハウス、ってことになると思う。
      https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/hebel/profile/character/ [asahikasei-kenzai.com]

      ALCパネルの内部には、補強材として防錆処理を施した鉄筋マットやメタルラスが組み込まれています。

      ヘーベルは創業者にちなむドイツのブランド名で英政府の資料でもRAACのブランドとして言及されてる。
      https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/upl... [service.gov.uk]

      Drawings of your buildings that
      refer to RAAC or mention any of
      the following suppliers Siporex,
      Durox, Celcon, Hebel and Yton

      ただ、イギリスで問題になってるのは中空壁みたいな構造だと思うから、RAACだからダメってわけでもないとは思うが、この辺は専門家じゃないと何とも。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        壁にも使うが、天井材にもそのまま使ってる(BBC [bbc.com])。梁に両端が乗ってる構造。崩れた写真が見受けられる。湿度が高い環境だと内部に水分が入り、コンクリート自体を弱らせるみたい。耐用年数30年じゃあ、初期のものから寿命来てるな。前兆現象も殆どないそうだし。

        • by Anonymous Coward

          イギリスよか日本のほうが湿度ヤバそうな気がするけど、
          日本でまだ問題になっていないのは何故だろう。
          使い始めが遅くてこれから出てくる、
          もう出てるけどそれほど話題になってない、
          多湿前提で対策して使ってる、どれだ……?

          • by Anonymous Coward

            あっちも霧の都で湖水地方とかだからなぁ。

          • by Anonymous Coward

            普通の鉄筋コンクリートの鉄筋は防錆処理しないで使うので、英国のやつはそのまま防錆処理せずに使ったのだと思います。
            旭化成のやつは防錆処理していると言うことなので、その差ではないかと。

            コンクリートを発泡処理する際に鉄筋が外気と触れる経路が形成されるか、経年劣化で泡同士が繋がって経路になるかするのではないかと。

            • by Anonymous Coward

              安心してください旭化成が防錆加工始めたのはここ20年くらいの話ですよ(=防錆加工してない古い建物もいっぱいありますよ)なんて落ちだったりして

        • by Anonymous Coward

          日本の業界団体のFAQによると、耐用年数50年以上らしい。
          http://www.alc-a.or.jp/qa.html [alc-a.or.jp]

          A2-2 ALCパネルの耐用年数は、使用条件や仕上げ材(吹付、シーリング)のグレード、適切なメンテナンスの有無により異なります。適切な使用条件のもとに、定期的なメンテナンスを施した場合は、50年を超える長期使用も可能です。

          "ACLパネル"で検索して出てくる外壁修理業者の説明だと、耐用年数60年でメンテナンス(ペンキ塗り替え)が10~15年って書いてあるところが多い。

          ただ、BBCの例に出てくるのは天井を含む内壁でしょ。普通の家は外壁のペンキは塗り替えても内壁は掃除以外のメンテしないと思うんで、どっちが湿気に晒されるのかはなかなか難しい問題というか、場合による気がする。

      • by Anonymous Coward

        >コンクリート中の鋼材が錆びて崩壊する可能性があると
        >具体例としてはヘーベルハウス、ってことになると思う

        我が国の旭化成のヘーベルハウスの場合、構造が違うのでその心配は無いと思います
        鉄骨で組んだ骨組みに軽量発泡コンクリート「のみ」のヘーベル板を組みつける構造なので

      • 以前といっても30年ほど前だが、築40年ほど…つまり1950~60年代に建てられた都内の学校を取り壊す際に、壁のコンクリート材を見たら、わらがかなり混ぜ込んであった。
        あれって気泡コンクリートと原理は同じ?

    • by Anonymous Coward

      なんだ放射能汚染されてて危険なのかと早合点した
      (わが国の隣の国では建築用の石材が放射能汚染されている)

      • by nim (10479) on 2023年09月02日 15時22分 (#4521672)

        放射能が強いのはなんといっても花崗岩、それから大理石なので、イタリアあたりでは建築用の石材からがっつり放射線が出てるんじゃないですかね。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          放射能が強いのはなんといっても花崗岩、それから大理石なので、イタリアあたりでは建築用の石材からがっつり放射線が出てるんじゃないですかね。

          日本でもラジウム温泉なんかで健康的に放射能浴してますしねぇ

  • by Anonymous Coward on 2023年09月02日 12時20分 (#4521609)

    強度が足りなくて古くなると崩壊のおそれがあるとか、微粉末が出てじん肺になるとか?

    • BBC [bbc.com]によると

      Moreover, it is susceptible to structural failure when exposed to moisture. The bubbles can allow water to enter the material.

      If that happens, any rebar reinforcing RAAC can also decay, rust and weaken.

      According to Loughborough University, there are tens of thousands of these structural panels already in use and "many are showing signs of wear and tear and deterioration".

      The Health and Safety Executive says RAAC is now beyond its lifespan and may "collapse with little or no notice".

      In a statement, the Standing Committee on Structural Safety (SCOSS) noted that: "Although called 'concrete', RAAC is very different from traditional concrete and, because of the way in which it was made, much weaker."

      But it is less durable and has a limited lifespan of around 30 years.

      寿命も30年くらいってことらしいし、もともと強度が低いのが水分含んで余計に脆くなって崩壊ってことらしい

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        要は空隙に水分が入って中性化するってことね。
        無筋なら問題なさそう。てかそれくらい想像できるでしょ。

        何かの社報。 [sankyomirai.co.jp]

        ・中性化
        気泡コンクリートの中性化は非常に速いため、普通コンクリートのように鉄筋の防錆効果は期待できません。そのためALCでは鉄筋の防錆は、鉄筋に防錆被覆を施すことによって確保しています。

        だよね。防錆被覆の問題だったのかな?

        • by Anonymous Coward

          中性化が早いのは生石灰(の密度)が少ないのが主因じゃない?

          鉄筋コンクリートの鉄が錆びないのは、コンクリートに含まれるセメントの主成分・生石灰(水酸化カルシウム)が強アルカリで鉄が不働態になるから。しかし、生石灰は二酸化炭素と反応して消石灰(炭酸カルシウム)になると弱アルカリになるから鉄の不働態被膜は消える。隙間も問題だとは思うけど、気泡で嵩を稼いでるんだから、そもそも生石灰の量が少ない。だから中性化も早い。

          • by Anonymous Coward

            生石灰:酸化カルシウム、CaO
            消石灰:水酸化カルシウム、Ca(OH)2
            石灰石(の主成分):炭酸カルシウム、CaCO3
            なのでは。

            • by Anonymous Coward

              生石灰:酸化カルシウム、CaO
              消石灰:水酸化カルシウム、Ca(OH)2
              石灰石(の主成分):炭酸カルシウム、CaCO3
              なのでは。

              化学が赤点だったんだろ、知らんけど

  • by Anonymous Coward on 2023年09月02日 12時50分 (#4521618)

    「うちでは使ってもOKということだな」

    • by Anonymous Coward

      うちも (ウェールズ)
      うちも (北アイルランド)
      うちらも (マン島ほか)

      イングランドに勝手に決まられることではないな

  • by Anonymous Coward on 2023年09月02日 14時31分 (#4521652)

    建築業界では、当たり前のように鉄筋コンクリートが使われてるが、
    ステンレス筋コンクリート
    チタン筋コンクリート
    とかじゃダメなの?

    必要なイオン化傾向によって、ステンレスとチタンを使い分ければいいとおもう

    • by Anonymous Coward on 2023年09月02日 19時03分 (#4521745)

      コンクリートと鉄筋の熱膨張係数が近いってのもかなり重要です。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      値段の割に引張強さに差が無いからでは?

      金属の引張強さの一覧
      https://www.toishi.info/metal/tensile_list.html [toishi.info]

      鉄筋コンクリート用棒鋼 SD490 620以上
      オーステナイト系ステンレス鋼 SUS304 520以上

    • by Anonymous Coward

      単純に鉄の方が安くて加工しやすいから。

      重塩害地域だとステンレス筋コンクリートを使う場合もあるらしいよ。

      • by Anonymous Coward

        ステンレス筋は決して錆びない訳ではなく、錆びた場合の膨張は鉄筋より大きく、コンクリートのダメージが大きくなるって論文を読んだな。

        • by Anonymous Coward

          そもそも鉄筋も鉄骨も外気から隔離されてるから錆びないし…

          • by Anonymous Coward

            それが発泡コンクリートだから、水も空気もが簡単に染み込んで錆びるのよ。だからALCは塗装が必須になる。

          • by Anonymous Coward

            > そもそも鉄筋も鉄骨も外気から隔離されてるから錆びないし…

            ちょっと認識不足じゃね?

            モルタルの中性化やクラックからの水の侵入等の経年変化で鉄骨が錆びるよ。
            そしてコンクリートの割れや脱落が発生するのは、まあ常識かな。

          • by Anonymous Coward

            錆びるよ。
            コンクリ、海砂、鉄筋、錆、あたりでググると雑学が増えるよ!

      • by Anonymous Coward

        ステンレスは塩化物に弱いけど大丈夫なんか

    • by Anonymous Coward

      ググると普通に出てくるよ。
      場合によっては価格が10倍近くて市場もニッチだけど効果的だ、みたいな記事とかも。

      ………たっか。そりゃマイナーだわ。
      普通はコンクリに埋没しててほぼ露出してない材料でお値段10倍とか、
      コンクリ貫通して錆びる環境って最初から見込んでなきゃなかなかやらんだろうね。

    • by Anonymous Coward

      昔は鉄筋じゃなく竹を使ってたこともあるらしい

      • by Anonymous Coward

        最近はCFRP筋コンクリートなんてのもあるらしく、
        エジソンが竹からフィラメントを作ったことを思えば
        竹筋にも先見の明があったといえないこともないこともない。

      • by Anonymous Coward

        それチャイナで最近見た。

      • by Anonymous Coward

        コンクリートは圧縮には強いが引張には弱い。
        安価に手に入る竹なら引張にも十分強いし、圧縮強度もコンクリートと同程度ある。
        耐火性能など耐久性には何があるのであくまで代替材料。

typodupeerror

「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

読み込み中...