パスワードを忘れた? アカウント作成
16692276 story
Windows

ドライバの署名を偽造してマルウェアをインストールさせる攻撃手法 2

ストーリー by nagazou
穴 部門より
nagazou 曰く、

Cisco Talosが11日、Windowsの署名ポリシーを回避してマルウェアをインストールする手法について報告をしている。この手法では、オープンソースのソフトウェアを使用してカーネルモードドライバの署名を偽造、期限切れの証明書で署名された悪意のあるドライバをインストールすることでマルウェアを実行する(Cisco TalosPC Watch)。

Microsoftは、Windows Vista 64bit以降のOSでカーネルモードドライバのデジタル署名を必須とする署名ポリシーを導入している。しかし、古いドライバとの互換性を保つために、2015年7月29日以前に発行された証明書で署名されたドライバは例外として許可していた。この攻撃手法では、2015年7月29日以前に発行または失効した、取り消されていない証明書を利用して悪意のあるドライバをインストールすることが可能となっている。

悪意のあるドライバがインストールされると、攻撃者はシステムにカーネルレベルでアクセスできるため、重大な脅威が生じる。Cisco Talosは、この攻撃手法で使用される証明書のブロックを推奨しており、Microsoftも同チームの報告を受けて、該当の証明書をブロックしたとしている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 2015年7月29日以前に発行された証明書は、全世界に多数、残っているから、今後も全世界的にマルウェアが繁栄し続けるように思える。
    コード署名証明書でもカーネルモードの署名ができないものもある。オープンソース開発者向けに無料で提供されたものはカーネルモードで署名ができなかった。
    • by Anonymous Coward

      確認されたら失効リストに放り込まれるからそこは任せてもいいと思う。
      期限切れ署名付きドライバの受け入れ時に警告しっかりだしたり、
      それこそスマートスクリーン的なのでデフォルトではブロックしつつ検体収集、
      実際古いだけのドライバはブロック解除してくしか無いかな……

typodupeerror

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

読み込み中...