スノーデン事件は、内部告発を安全に行うための仕組みがないことから起きた? 8
ストーリー by hylom
いっぽう日本は 部門より
いっぽう日本は 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
米当局によるネット監視とその内部告発事件(いわゆるスノーデン事件)から、ニュージーランドのセキュリティとインテリジェンス担当監察官Cheryl Gwynが、内部告発を安全に行うための仕組みを考えだしたそうだ(ZDNet、監察官報告書PDF)。
スノーデン事件は、セキュリティ機関内の不正行為の情報を開示するための適切な情報開示システムと安全性が確保されていないために起きたと氏は指摘する。エドワード・スノーデン氏本人も「米国内にいた状態で不正行為を告発するのは困難だった」と一貫して主張している。
いっぽうでニュージーランドの政府通信保安局は、アップローダー「megaupload」の著作権侵害による摘発事件後に権限が強化された。このためセキュリティ機関や政府方針などの影響を受けないとしている。なお、欧州議会は10月29日、エドワード・スノーデン氏に関する告訴を取り下げ、米国に送還しないよう加盟国に求める決定を下した。内部告発者としての、すべての容疑を取り消し、米国への引き渡しを拒否するという内容だ(ITmedia、ギズモード、Slashdot)。
その通り (スコア:1)
日本でも起きてるよね。
sengoku38による尖閣諸島沖の衝突映像とか、自衛隊の内部文書の暴露とか。
こう書くと同じものじゃないって怒られそうだけど。
まあ第三者機関の設置をしたって中立性があやふやだし、内規とかの整合性をつけるのは難しいだろうね。
何でもかんでも公開すればいいものじゃないし
Re:その通り (スコア:2)
傾きマンション案件や不適切な会計案件でも、「安全な内部告発」ができる仕組みがあったらあそこまの事態になってなかった「かもしれない」すね。
だとしたら、特にでかい組織では安全弁として必要なシステムですね。
Re: (スコア:0)
すでにどの国にも警察という国家組織があるよ
団体で言わないと無視されるけどね
Re:その通り (スコア:1)
そこの不祥事や不正がしょっちゅう漏れてるのでちょっとねぇ。
おそらく日本はまだましで、真面目にやっている中の人も多いんだろうけど。
組織的にやられてたら終わりだし。
Re: (スコア:0)
国家間は狸と狐の騙しあいなところもあるし、敵を騙すにはまず味方からって言葉もあるしなぁ。
国民に情報を開示すると、情報を秘匿しておきたい相手にもばれてしまうアンビバレンツ。
国が情報を捻じ曲げる(嘘をつく)、他者(国)の秘匿情報を暴く、そのことを隠すってのは安全保障面からすると仕方ないというか。
すくなくともアメリカは時間がたてば文書開示されるわけだし、後の判断に任せるという選択肢が無難ではないかと思う。
Re: (スコア:0)
>すくなくともアメリカは時間がたてば文書開示されるわけだし、後の判断に任せるという選択肢が無難ではないかと思う。
イラク戦争前、アメリカの複数の情報機関関係者が開戦を防ごうと動いていたようです。
事後では済まない事もあるのではないですかね。
一般に公開するかどうかはともかくとして。
まだクリントン政権時代に、「チャラビという怪しいイラク人の情報を国防省が重用してるけどどうよ?イラク国民会議のトップってユダヤ人なんだけど?」的な報道がありました。
あるいは、国連の査察団のトップのアメリカ人が開戦に反対して日本にも来て記者会見してたり。
各国の情報機関からの情報で査察したけど、不発だったからでしょ。
あるいは国防省の情報機関の人間が実名顔出しで「チャラビ方面からの情報はダブルチャックするなと上から言われている」なんて発言したりしてました。
# 虚偽の情報で誘導したとして、武装したFBIがチャラビの事務所に突入する映像みたけど、茶番過ぎてワラタ
# そういやチャラビさん亡くなりましたね。
Re: (スコア:0)
クリントンはインターンの採用条件に自分の好みを入れるエロ親父ですし彼にしか理解できない何らかの信頼があったのでは?
あと組織の上層部に告発しても上層部の対応が納得のいかないものであれば外部に告発してしまうだろう。
単に組織内部の話だな (スコア:1)
ニュージーランドの政府通信保安局(GCSB)が絡んでいるのでパッと見よく分からなくなっていると思うけど、
GCSBはNSAと連携している組織で、NSAと一体と言っても良いぐらいの情報機関。
エシュロンなんかも共同で運用していて、日本などの友好国の通信も傍受している。
そして、スノーデン事件などをきっかけに、NSAなどと一緒にGCSBへの風当たりが強くなっている。
つまり、親会社元社員の情報公開事件を受けて、ほぼ子会社の関連会社の社員が「わが企業グループの風土を変えて、風通しを良くしよう」と言っている程度の話だと思う。