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論説

四年ぶり「新聞記者」が「米最悪職種」から脱出、代わる最低はUber等に脅かされる「タクシー運転手」

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
https://rp.kddi-research.jp/blog/srf/2019/05/19/reporter/
https://blogos.com/article/378102/
4年ぶりの”快挙”です。米国の就職情報サイトCareerCastの Jobs Ranking of 2018によると、新聞記者=newspaper reporter=は全220職種中218位となり、ワースト3にまでランクを”上げ”ました。
このランキングは、「収入」の他に「労働環境」「ストレス」「成長見込み」の3項目について、細かな採点ポイントが設定されていて、この4項目の点数を合算して順位が決まる仕組みです。
で、新聞記者は、サラリーの中間値が4万ドル弱で、労働環境は「とても劣悪」で、ストレスは「とても強い」、成長見込みは「とても不十分」と言うことで、下位に沈みっぱなしだったわけです。(なお、サラリーの中間値が低いのは少部数のローカル新聞が多いためで、全国紙のWall Street Journalの場合は10万ドルを超えています)
これに関連して、このランキングをレビューしたコンサル会社24/7 Wall St.は、低ランキングになる理由についてこうコメントしています。
「記者は読者からの吟味に強くさらされ、締め切りに追われるストレスが加わる。さらに政治的な分極化が強まる中で、読者の否定的な反応に出会い、時には死の脅迫すらある。また2026年までの成長見込みはマイナス10%だ」
新聞を取り巻く環境は厳しさを増す一方。中堅以下のローカル紙は次々にヘッジファンドに買収され、そこでは大幅な人員削減が実施され、労働環境は悪化しています。ごく最近も、ペンシルベニア州フィラデルフィアの郊外ではヘッジファンドの極度の合理化で、人手が足りず、記事内容は同じファンドが買収した近隣の新聞社の記事が転載され、自分の町の情報がないスカスカ新聞になっているというGhost Newpaperが出回っているという記事を目にしました。
それでも、最下位から脱出できたのはなぜか?それはUber、Lyftに代表される配車サービスのドライバーが急速に増えたため、タクシー市場が縮小、賃金も下がっているのでタクシードライバーが前年のワースト9位から最下位に沈んだせいでした。
全てはネットのせいなのです。

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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

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