Microsoft 曰く、Microsoft 365 は GDPR を上回る個人データ保護を提供 7
反論 部門より
やや旧聞であるが、ドイツのデータ保護機関 (DSK) が Microsoft 365 は欧州の一般データ保護規則 (GDPR) に違反するとの報告書を 11 月 25 日に公開したところ、Microsoft が即日反論している (DSK の報告書概要: PDF、 Microsoft のニュース記事、 heise online の記事、 Ghacks の記事)。
報告書では Microsoft が 2022 年 9 月に更新したデータ保護追加契約(DPA)について、いくらかの改善はみられるものの Microsoft がどのような場面で個人データの処理者となるのか明確にされておらず、処理の目的も具体的でないと指摘。また、米国へデータを送信することなく Microsoft 365 を使用することはできず、Schrems II 判決により EU 域内で合法的に使用することが困難であるとし、Microsoft は 2022 年 12 月からEU域内の顧客のデータを原則として EU 域内で保存・処理するようになるが、実施状況は今後評価していく必要があるなどと結論付けている。なお、ジョー・バイデン米大統領は 10 月 7 日に米国と EU 間でのデータ保護の枠組みを作るよう命ずる大統領令に署名しているが、具体的に実施されていないことから報告書では考慮されていない。
一方、Microsoft は顧客データを顧客の所在地域内にとどめる Advanced Data Residencyやデジタル主権ソリューション Microsoft Cloud for Sovereignty、2022 年末までに EU 域内の顧客のデータをすべて EU 域内で保存・処理できるようにする EU Data Boundary を挙げ、Microsoft 365 が GDPR に準拠するだけでなくそれを上回る個人データ保護を提供していると反論する。Microsoft は米国と EU 間のデータ保護の枠組みを支持しており、米国では個人監視に関する法令が改正されて個人情報の保護も改善されている。そのため、2023 年には欧州委員会が GDPR に基づいて適切な判断を下すことを期待しているとのことだ。
「上回る」方向性 (スコア:0)
お互いに自分の基準を上と主張しているが、上をどっちに見るか次第かな。
ガチガチな個人情報の保護に資する方向を上とみなすとMSの基準は下だろうし、
個人情報の保護と経営の自由さや効率的なサービスの提供可能性の両立を上とみなすならMS基準の方が上だろうし。
しかし、タレコミだけ見てると、あんまり両者の主張は乖離していないような。
EU「現段階で不十分。2022年12月にできるようになると主張してるぶんは継続調査」
MS「2022年末迄に対応完了予定。完了したらGDPRを超える。2023年には適切に判断してくれ」
Re: (スコア:0)
Microsoft 曰く、Microsoft 365 は GDPR を上回る個人データを提供
に空目した
即日反論 (スコア:0)
仕事早くていいね。
どっちでもいいからちゃんと動くように (スコア:0)
Web版は明らかに機能不足。さらに更新遅れや再読み込み時のエラーなど、共同編集時の問題多し。GoogleDocumentの数年前にも及ばず。
ただ、Googleはデータ所有権があちら側だから、相手によっては使用ができない・・
Re:どっちでもいいからちゃんと動くように (スコア:2)
そういえば、CSVを黙ってxlsxに変換して頭の0を落としてくれるとか、治らんもんかね。
ブラウザのOneDriveでcsvファイルを開くと勝手にxlsxに変換されてしまう [microsoft.com]
CSVファイルが勝手に「Excel」ファイルに? 「OneDrive」の謎仕様に驚きと戸惑いの声 [impress.co.jp]
一方YahooJapanは (スコア:0)
「EUのプライバシー規制に付き合いきれないのでアクセス禁止します……」
ヤフー、欧州でサービス提供中止 法令順守の採算合わず
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC015NP0R00C22A2000000/ [nikkei.com]
Re: (スコア:0)
次はジオブロックするんじゃねぇよ!
ですかね?