
AMD、fTPM 有効時にシステムの反応が短時間悪くなる問題を認める 13
ストーリー by nagazou
使ってるマザーによって明暗が分かれそう 部門より
使ってるマザーによって明暗が分かれそう 部門より
headless 曰く、
AMD の Ryzen プロセッサー搭載する PC でファームウェア TPM (fTPM) を有効にするとランダムに短時間反応が悪くなる問題の報告が増加していたが、ようやく AMD が問題を認めた (AMD のサポート記事、 Neowin の記事、 BetaNews の記事、 The Register の記事)。
AMD によれば、問題は Windows 10 / 11 を実行する一部の Ryzen システムで発生するもので、マザーボード上の SPI フラッシュメモリ (SPIROM) で fTPM に関連する長時間のメモリ処理が断続的に実行され、処理が完了するまで一時的に応答を停止することがあるという。
影響を受ける PC では BIOS の更新が必要となり、AMD では 5 月初めから修正版が提供できると見込んでいるとのこと。更新可能なのは AMD AGESA 1207 以降をベースとしたマザーボードとなり、実際の提供時期はマザーボードメーカーによって異なる。
この問題の緩和策としてはハードウェア TPM (dTPM) への切り替えが紹介されているが、これにはマザーボードが dTPM のアドオンモジュールをサポートしている必要があり、切り替え時には BitLocker ドライブ暗号化をいったん無効化するか、データをバックアップしておく必要がある。
誤訳? (スコア:0)
影響を受ける PC では BIOS の更新が必要となり、AMD では 5 月初めから修正版が提供できると見込んでいるとのこと。更新可能なのは AMD AGESA 1207 以降をベースとしたマザーボードとなり、実際の提供時期はマザーボードメーカーによって異なる。
AGESA1.2.0.7以降をベースとマザーボードに限定されるなら、現状対応できないマザーボードしかないぞ
恐らくだが、既存のマザーボードについてはAGESA1.2.0.7以降が搭載されているBIOS更新することで対応予定ということかな?
Re:誤訳? (スコア:2, 参考になる)
そんな気がします。
このストーリーで初めてAGESAを知ったのですが、自分が使用しているM/BのBIOS配布ページに「Update AMD AM4 AGESA V2 PI 1.2.0.3 Patch C」などの記載がありました。
最新ベータバージョンのBIOSには「Update AMD AM4 AGESA V2 PI 1.2.0.6b」と書かれていました。
AGESA 1.2.0.7入りのBIOSがリリースされるM/Bでは解決できる予定ということだと思います。
# Win10時代から1日に何度も、動画の再生やドラッグやマウスポインタの移動がカクカクするのでAC
Re:誤訳? (スコア:2)
「マザーボードにフラッシュ可能なアップデートはAMD AGESA 1207 (またはそれ以降)ベースのものとなります。」あたりかな?>訳
Flashable updates for motherboards will be based on AMD AGESA 1207 (or newer).
AGESA 1207「ベース」という記載なのは、各マザボのBIOSが各マザボ用カスタムを施した、AGESA 1207の派生品のようなものだからかなあ?
やっと認めたのか (スコア:0)
おせーーーーーーーよ
これのせいで11にアップグレードできなかった
修正版の提供時期が判明したから認めたんだろうな
まあ大人しく5月まで待つわ
Re: (スコア:0)
こりゃ少なくとも5月まではIntelの12世代の無双ですね。
AMDちょっと頑張らんと。
Re: (スコア:0)
お互い相手が弱いと怠けるので、むしろIntelも頑張ってくれないと
Re: (スコア:0)
なんだ、fTPMのおかげでIntelの12世代は無双してたのか(棒
そもそもTPMはまだ遅い (スコア:0)
CPU内蔵の暗号化命令セットと比べればTPMははるかに遅い。AMDがどうの以前にTPMチップの向上が待たれる。
Re: (スコア:0)
CPU内蔵の暗号化命令セットと比べればTPMははるかに遅い。AMDがどうの以前にTPMチップの向上が待たれる。
金と時間で解決されるはずですよ
# Time Per Money チップをはずんでねん
Re: (スコア:0)
その回答として、PlutonがCPU内に搭載されるわけだ。
AMDならRyzen PRO 6000から対応。
Intelは12世代では見送ったけどそのうち載せてくるでしょ。
Re:そもそもTPMはまだ遅い (スコア:1)
CPUにPlutonが載っても、PCベンダーがそれをどう扱うかは別の話。
Dellはアプローチが一致しないと乗り気ではなく、Lenovoは発売時点では無効化するのこと。HPは態度を示していないそうだ。
https://www.theregister.com/2022/03/09/dell_pluton_microsoft/ [theregister.com]
TPMも2007年くらいから利用可能ではあったが、15年越しにWindows 11要件になって
ようやく自作erが気にする事項となった訳だし。
吊るしのPCでは、出荷時に有効にしたものは、TPM2.0が出た以降の2015年から増えた感がある。
だから、Plutonも、fTPMとしてはともかく、Pluton機能としてWindows Updateで更新され続ける手法が当たり前になるのは、
7~8年先のvNextからじゃなかろうか。
#そんなスケジュール感を前提として、Windows 12要件なんだろう、と噂されているんでしょうし。
Re: (スコア:0)
> その回答として、PlutonがCPU内に搭載されるわけだ。
微妙なコメントですね。
Plutonはその内部にpluton用のCPUが実装されており、TPMに関連する処理はそのpluton内部のCPUが担当します。
つまり、AMDのRyzen PRO 6000が高速なCPUでも、pluton用のCPUは遅いままである可能性もあります。
(TPMが信頼できるのは、PCのCPUとTPMのCPUがハードウエア的に分離しているからです)
だから「その回答」としては、正しくは、「TPMチップやplutonも高速なCPUを実装した方が良い」でしょう。
Re: (スコア:0)
PlutonのスペックはMSが決めてて、かつそのファームウェアもMSだけが供給するらしいから
Plutonの処理速度が問題になる場合は、みんなまとめてお陀仏になるのではなかろうか?