警察庁、SMS認証の代行業者の取締まり強化を全国の警察に指示 33
春の取り締まり 部門より
こうした代行業者はユーザーの代わりに自分の端末の電話番号を伝えて手続きし、一手間かかる認証コードの入力を受け持つ。依頼者は入力の手間がなくなるほか、携帯電話がなくても匿名のままサービスを利用できるというメリットがある。
しかし、多くの場合は通話アプリを特殊詐欺に、電子決済アプリをマネーローンダリングに使用するなどの犯罪目的で悪用されているとのこと。トラブルが起きても利用者本人と登録名義が異なることから、警察の追跡が困難であるためだという。代行業者自体が仕組みを悪用して摘発された例も出ている。昨年、PayPayの認証コードを他人に提供し、認証代行を行った家族が埼玉県警に逮捕されている。