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Microsoftコミュニティ、投稿から非表示にするWebサイトのブラックリストが存在する?存在しない? 21

ストーリー by headless
3回書き直した 部門より
イタリアのITニュースブログサイトHTNovoは26日、MicrosoftコミュニティがCCleanerのWebサイト「www.ccleaner.com」をフィルター対象にしたと報じた24日の記事は誤りだったとして謝罪した(HTNovoの訂正記事)。

問題の記事はHTNovoを運営するMicrosoftコミュニティのモデレーターJo Val氏が執筆したもの。記事は既に削除されているが、Googleキャッシュで閲覧可能だ。

削除された記事によれば、CCleaner.comを含む11のドメインをフォーラムでフィルター対象に設定したという部外秘の連絡がモデレーター全員に送られたという。記事に掲載されていたモデレーター向けページのスクリーンショットでは、Microsoftはコミュニティーメンバーの安全を保つためにさまざまなフィルターを使用しており、一般のユーザーがブラックリストに登録されたWebサイトのURLを投稿した場合は一部分が「****」に置き換えられると説明されている。ブラックリストには「www.ccleaner.com」を含む11サイトが記載されているが、他の10サイトについてはマスクされている。

一方、同じくJo Val氏が執筆した訂正記事では、CCleanerがブラックリストに含まれていないだけでなく、Microsoft公式フォーラムにはWebサイトをフィルタリングするためのブラックリスト自体存在しないと説明されている。ただし、フォーラムでは以前からCCleanerのようなサードパーティーの最適化ツールの使用を推奨していないとのこと。

ただし、元記事に掲載されていたスクリーンショットはMicrosoftコミュニティWebサイトのものであり、モデレーターのJo Val氏がわざわざ偽造したとは考えにくい。スクリーンショットにはブラックリストの存在も明確に記載されているため、解釈の違いとも考えられない。実際にgHacksが試したところ、「ccleaner.com」が「****」に置き換えられたという。さらに、CCleanerの親会社AvastはgHacksに対し、Microsoftが誤ってCCleanerをブラックリストに登録したことを認めた、と伝えたそうだ。

「CCleaner」はWindowsの不要なレジストリ項目やファイルを削除して高速化・安定化するためのツールだが、実際に高速化の効果はそれほどでもなく、かえって不安定になることもある。MicrosoftではWindows 10のアップグレードで問題が発生した際に削除すべきソフトウェアの一つとして挙げており、2017年にはマルウェアに感染していたことが明らかになっている。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2019年09月28日 18時53分 (#3692962)

    少なくとも日本語版Microsoftコミュニティは屁の役にも立たないから、それ自体をフィルタリングで非表示にしていいよ。

    • Re:Microsoftコミュニティ (スコア:4, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2019年09月30日 1時49分 (#3693425)

      Anonymous Cowardさん、こんにちは。
      スラドへの投稿ありがとうございます。

      日本語版マイクロソフト コミュニティは何の役にも立たないのですね。

      原因切り分けの一般的な方法として以下のようなことも確認してみてはいかがでしょう。

      ・PC を最小構成の「セーフ モード」で起動している状態でも同様の現象が起こるか

      ・セーフ モードだと再現しない場合は、常駐ソフトなどを読み込まずに起動する「クリーン ブート」の場合はどうか

      試された結果など、ご返信をお待ちしています。

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