寄生虫が体重増加を抑制するメカニズム 19
ストーリー by hylom
寄生虫がエネルギーを消費するのではないのか 部門より
寄生虫がエネルギーを消費するのではないのか 部門より
pongchang曰く、
群馬大などの研究グループが、寄生虫での体重増加抑制効果についての論文を発表した(群馬大学の発表、Infection and Immunity誌のInfection and Immunity誌掲載論文、 上毛新聞)。
研究では、あらかじめ太らせたマウスに寄生虫を感染させて観察したという。その結果、寄生虫の感染によって体重の増加が抑えられ、脂肪量も低下し、血中の中性脂肪や遊離脂肪酸が優位に低下することが分かったという。
寄生虫の感染によって血中のノルエピネフリン濃度が対照の2倍に増え、交感神経系の活動が活発になっていた。また脂肪の分解を促すミトコンドリア脱共役蛋白質(uncoupling protein;UCP1)の発現が脂肪組織で増加していた。腸内細菌叢をみると、エシュリキア(大腸菌)属とバシラス属(枯草菌などの仲間)が増加していたとのこと。
腸内細菌は腸管内容の脂肪濃度でも異なるが(pdf)寄生虫が脂肪を横取りするなり代謝して酢酸などに変えた結果として腸内細菌叢が変わったのか? 免疫応答なのか? その辺は論文は触れていない。
寄生虫症でノルエピネフリンが上がるのが本当なら高血圧など併発症も懸念される。一方でヒトのやせ薬としてのβ3受容体アゴニストは不成功に終わっている。
くそ (スコア:3)
レゼルピンで交感神経由来のノルエピネフリンの影響を除いても、わずかに寄生虫を感染させたマウスではノルエピネフリンが観察された。(fig4)
糞便中の虫卵数は変わらないが、抗生剤投与で糞便中のノルエピネフリンが減った。腸内細菌叢がノルエピネフリンを供給して糞便や血清中のノルエピネフリンを維持し、脂肪組織での脂肪分解を保っていた(fig5)
そうならやっぱり寄生虫より細菌サマサマなのか?最近はデブ菌とかヤセ菌とかキンキンうるさいターゲット広告がWEBで草を生やしているが(マテ
Re:くそ (スコア:1)
雪印のガセリ菌は効いてる気がしないでもない。
ダイエット終盤期だったと言うこともあるだろうけど。
お通じには効かないので、普通のヨーグルトも食べている。
Re: (スコア:0)
Σブックを思い出してしまった。なぜこの名前を付けようとしたのかと
この手の商品ならあるある大事典連想するような名前は避けるべきではと
Re: (スコア:0)
カプセルだ何だと言って宣伝してるけど
現実問題として
腸内細菌叢を劇的に変えるには
大便移植しかない
肛門から他人の大便を注入するぐらいのことはしないと
体質改善なんてできるわけないんだよ
アメリカでは美容目的で広まってるみたいだけど
うつやアトピーどころか
一部では性格が変わったという話も出てきている
性格でトチった某明石市長なんか治るんじゃないかな?
Re: (スコア:0)
キンキンうるさい広告といえば
♪カーカキンキン カーキンキン♪ [youtube.com]
寄生虫ダイエット (スコア:2, 興味深い)
マリア・カラスが寄生虫(サナダムシだったと思う)を使ってダイエット(105kg→55kg)したという逸話を連想した。あれって本当なのかなと思ったけど、記事を読むと効果あるみたいな気がする。
Re: (スコア:0)
サナダムシと聞くと 藤田紘一郎さんを連想してしまう。
日本で一番サナダムシを愛している人ではないだろうか。
Re: (スコア:0)
つい先日グロい写真が出回ったばかり。
https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/8/28719.html [hazardlab.jp]
こんなリスクとってまでダイエットしようという気合があれば普通に痩せられそう。
スタッとしたスタイルのいいモデルさん (スコア:0)
ダイエットをしてるわけでもないのにスタイルがいい
実は必ず体内に虫がいるそうですね
お尻の穴から引っ張り出すと1-2mの長い虫だそうです(ウァー
Re: (スコア:0)
捕食寄生でない場合、宿主の健康は寄生者にとっても重要ですから、寄生じゃなくて相利共生だと思えばいいんです。全く姿形の違う相手に対しても一方的に嫌悪を抱くのではなく、共存共栄できる道を探すというのは、将来人類が他の惑星へ進出して行く時にも重要なスキルだと思われます。
Re: (スコア:0)
非常食にもなりますし(どっちが
Re: (スコア:0)
メンチのこと?
Re: (スコア:0)
自然環境の中で、ハツカネズミが食べすぎにより肥満化するなんてことはめったにないのでは?
寄生虫が宿主の肥満を抑制する方向に淘汰圧が生じるとは思えません。
Re: (スコア:0)
宿主が死ねば寄生虫も死ぬなら宿主の寿命を延ばす方向に、寄生虫の卵を広い範囲に撒きたければ宿主を健康にして活動範囲を拡げる方向に、そういう風に宿主に働きかける寄生虫の系統が栄えるのではないでしょうか。太り過ぎも痩せ過ぎも健康体重に向かうよう宿主を操作しているかも知れません。
あるいは、宿主がスラリと痩せ気味になってしまうのが寄生虫側の都合であっても、その体型を好ましいものと感じてしまうことが、寄生虫と宿主の共進化の結果なのかも。
Re: (スコア:0)
「必ず」というのはどうやって調べたのでしょうか・・・
Re: (スコア:0)
ですよね。
Re: (スコア:0)
一方的に搾取されて宿主にメリットがないから「寄生」虫と呼ぶはずで、共生関係ならば共生虫とでも呼ぶのだろうか?
共生菌は聞いたことあるけど共生虫は聞いたことないのは、今までそんな虫がいなかったからだろうか。
益虫だと家屋や畑のイメージで動物の体内に住む虫のイメージでもないし。
ノルエピネフリン? (スコア:0)
"ノルアドレナリン"のことか?こっちの名前ならそこそこ目にした覚えがある。
まったくの素人なんで医薬関係は疎いが、アメリカじゃアドレナリンのことを
エピネフリンと呼んでるのは知ってる。
アメリカの雑誌向けならまあしょうがないんだろうけど、
実際の医薬の現場ではどっちの名前が主流なの?
Re: (スコア:0)
医薬業界の端っこにいますけど、これが面倒で、場面によってどっちも使われてるって感じですね。
日本人ならアドレナリンだろう、って気持ちがある一方で、欧米だとエピネフリンですから、場面場面で使い分ける感じ。
ある分野のお勉強で文献にエピネフリンだけ書かれているかと思えば、別の調べ物ではノルアドレナリン拮抗とか出てきて、同じモノだと認識できてなきゃダメ。
特に薬の名称だと商品名が飛び交う場だから「成分は同じだけど名前が違う」のは慣れますし。
悟空とカカロットみたいなもんです。どっちが主流っていうより、言う人・場面によって違う。