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2018年6月7日のセキュリティ記事一覧(全1件)
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インターネット

上場企業やgo.jpドメインでもLet's Encryptのサーバ証明書の利用が広がる 62

ストーリー by hylom
スラドですらちゃんと買っているのに 部門より

無償でSSL/TLS証明書を提供するサービス「Let's Encrypt」の利用が広まっているが、このサービスで発行された証明書を利用する上場企業や官公庁が登場したことが一部で話題になっている(上原哲太郎氏のTweetShigeki Ohtsu氏のTweet)。

SSL/TLS証明書の役割の1つは暗号化通信に利用するための鍵を提供することだが、別の役割としてその接続先を保証するというものもある。Let's Encryptは接続先サーバーがそのドメイン名に適切に紐づけられていることについては保証するが、証明書の所有者については保証しない。そのため、企業などでの利用には適さないとされている。

(以下、追記と訂正@6/8 0:55)セキュリティ研究家の高木浩光氏によると、「TLS(SSL)における証明書の役割は中間者攻撃を防ぐことであり、それを上回りもしないし下回りもしない。(実在証明の機能はTLS(SSL)の機能ではない。)」とのこと(指摘Tweet)。

SSL/TLS証明書にはドメインの認証のみを行うDV証明書と運営者の実在性審査を行うOV証明書、厳格に運営者の審査を行うEV証明書があるが(解説記事)、高木氏によるとOV証明書は無意味とのことで、DV証明書を利用するのであれば無料の証明書でも十分だという。そのため、企業サイトにおけるLet's Encryptの証明書の利用も問題ないようだ。

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物事のやり方は一つではない -- Perlな人

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