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医療

エボラウイルス感染疑い、国内の健康監視対策は十分か 118

ストーリー by headless
検疫 部門より
7日、リベリアから帰国した都内の男性とギニアから入国したギニア人の女性に発熱が確認された。エボラウイルスの検査を行った結果、翌8日にいずれも陰性と判明したが、男性は健康監視対象になっていたにもかかわらず検疫所の指示に従っていなかったという(時事ドットコムの記事産経ニュースの記事YOMIURI ONLINEの記事)。

現在、各空港等の検疫所では、エボラ出血熱が流行中のギニア、リベリア、シエラレオネの各国から帰国・入国した人を対象に自己申告を求め、問診などを実施している。過去21日以内にこれらの国に滞在していた人は健康監視の対象となり、21日間朝夕2回の健康状態報告が求められる。また、突然の発熱や頭痛などの症状がみられた場合は速やかに保健所または検疫所に連絡するように求めている(厚生労働省 — エボラ出血熱に関するQ&A)。

この男性はリベリア滞在後他国を経由して羽田空港から4日に入国し、健康監視の対象となる。6日夜に発熱した男性は7日朝、検疫所に連絡する前に自宅近くの診療所で診察を受けたが、医師にはリベリア滞在歴を告げていなかったという。

現在は感染者との接触の有無にかかわらず、流行地域への滞在歴によって健康監視の対象となるため、中には感染の可能性が低い人もいるだろう。プライバシーの問題などもあって極端な監視強化は難しいかもしれないが、皆さんはどのようにお考えだろうか。
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  • by pongchang (31613) on 2014年11月09日 17時44分 (#2708481) 日記
    エボラより西アフリカが本場なのは、ラッサ熱https://www.ikari.co.jp/topics/cleanness3_10.html [ikari.co.jp]
    珍しいからニュースになるのであって、絶対数はマラリア≧デング熱>>ラッサ熱>>エボラ出血熱

    この前に沖縄でもあったけど、開業医は病原微生物検出情報を読ま無いhttp://www.nih.go.jp/niid/ja/malaria-m/malaria-iasrs/5082-pr4173.html [nih.go.jp]読んでいたら、それはヲタ?!
    見落とされて不利益を被るのは本人なのだから、検疫の指導にはしたがいましょう。医者の殆どは熱帯病を知りません。
  • by aruto250 (21874) on 2014年11月10日 8時06分 (#2708610) 日記

    病院に行ったら重病だと言われるかも知れない。それは嫌だ、行きたくない。

    そう言うメンタリティの人、時々いますよね。

  • この世界状況で「難しい」のならば、もう日本が対応するのは無理ですね。

    # マスコミも報道するのに飽きてしまったようですし…

  • by Anonymous Coward on 2014年11月09日 17時40分 (#2708480)

    いくら日本が島国で、検疫の場所が限られていると言っても、監視対象者を24時間監視するなんていくら予算と人員があっても足りない。
    他方では国家公務員の総定員を10%削減と言っていて、厚生労働省は他省庁より高い合理化目標を出されている状況。
    厚生労働省の他部局に減員を割り振って検疫所の人員を確保しているけど、根本的に感染症対策を見直す(撤退も含めて)ことをしないといずれ立ち行かなくなる。

  • by maia (16220) on 2014年11月09日 17時58分 (#2708483) 日記

    健康監視対象になっているのだから、説明や指示は受けたはずだ。でも指示を守らなかった。

    考えられる対策は、
    1)30~40分程度の講習を義務づける。
    2)指示違反の罰則を強化する。
    3)GPS付の腕輪型体温計(通信機能付)を装着させる。

  • 感染する場合がどういう場合なのかはっきりしないのが、対策を立てにくくしています。
    例えばエイズウイルスは蚊を介して感染しないことが分かっていますが、エボラウイルス
    の場合はどうなのでしょうか。
    その他、くしゃみやせきの飛沫が目や口に入った場合とか、嘔吐物が皮膚に付着した場合
    など、どの程度の量でどれだけの感染確率なのか動物実験で確かめられないものでしょう
    か。今のところ、WHOのファクトシートにもそういうことはあまり情報がありません。

    WHOのエボラウイルスのファクトシート
    WHOの原文(2014年9月) http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs103/en/index.html [who.int]
    厚生労働省検疫所による邦訳 http://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2014/10091357.html [forth.go.jp]

    ファクトシートがもっと充実するように研究が進むことを祈ります。
    • by Anonymous Coward on 2014年11月10日 0時43分 (#2708581)

      くしゃみやせきの飛沫が目や口に入った場合とか、嘔吐物が皮膚に付着した場合など、
      どの程度の量でどれだけの感染確率なのか動物実験で確かめられないものでしょうか。

      エボラは今のところ呼吸器に対して強く働きかけない為、くしゃみについてはほぼ聞きません。
      ただしインフルエンザと同じく呼吸器の粘膜上にウイルスが出てくる為、嘔吐とセットの咳き込みで
      狭い範囲の飛沫感染が起こり得るというのは可能性として否定できません。

      少し話し変わるけど、エボラの中間宿主と見込まれるコウモリ類の研究が進んでいない理由は、完全に予算問題。
      まだ実験動物として繁殖する基盤すら成り立っていない状態だったりする。
      コウモリってエボラ以外にも、狂犬病のキャリアだったり未知の病原体も沢山もっていそうなんで
      今回のことで注目されて予算つくといいねって話。

      親コメント
    • 前も書いたけど,
      疫学的見地がほとんど無い以上無理じゃないですかね。
      感染病は病理研究だけ進んでも何にも役に立たない。

      エボラ熱はその致死率とローカル性のおかげで,
      疫学的な研究があまり進んでいなかった典型例でしょう。

      親コメント
    • 研究が進むためには、世界的に、感染者がいっぱい出て、予算がいっぱいつくことが重要ですね。

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  • by Anonymous Coward on 2014年11月09日 19時04分 (#2708495)

    拘束せざるを得ない人、というのは公益上どうしても生じる。
    それはしかたないんだけど、
    いまの日本は「しょうがないんだから人権とか全部ナシでおk、もし間違っててもそんなのしらな…いや公務員は無謬ですから(キリッ」

    結果的に犯人じゃない人も、怪しい時はとりあえず拘束しとこうぜ、というのが「推定無罪の原則」じゃねえの?

    • by Anonymous Coward

      ひとりで気持ちよくとばしてますね。

  • by Anonymous Coward on 2014年11月09日 19時26分 (#2708500)

    A「ちょっとこれ監視し(見)といて」

    しばらくして

    A「ちょっと!何で監視し(見)といてくれなかったの?」
    B「えっ!?ずっと見てたよ。男の人が持ってったよ。」

    #監視のマニュアルはあっても発見時の対応が書かれてなかったり

  • 申告が面倒だったり、
    直接帰国でなければ忘れることもあるし

    パスポートのICチップに出入国履歴を残すようなシステムにして欲しかった。

  • by Anonymous Coward on 2014年11月09日 17時22分 (#2708474)

    検疫違反は最高刑死刑で良いのでは?

    • by vax730 (32985) on 2014年11月09日 23時39分 (#2708568)

       未遂の故意の殺人罪を適用すると宣言しておけば良いのではないでしょうか。
      あと、西アフリカ滞在者で帰国3週間以内に高熱が出た場合は、119番で救急車を呼んで良いことにした方が良いと思います。

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    • by Anonymous Coward on 2014年11月09日 23時41分 (#2708570)

      一族郎党を死刑にしても感染拡大に対する防止効果は限定的。
      それよりも公的機関(医療保険機関)による積極的な逮捕監禁を認める方向で。

      仕事で休めない人もいると思うけど、逆に出社を求められる場合もある。
      ならいっそ公的に出勤できない理由を作ってくれたほうが楽。

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    • by Anonymous Coward

      どうせ死ぬなら死刑になろうと関係ないので意味ないのでは

      • by Anonymous Coward

        本人が「(エボラで)死んでもいいや」と自覚しているのであればそうですね。
        そうでないことのほうがほとんどんだと思いますが。

        • by Anonymous Coward on 2014年11月09日 20時00分 (#2708503)

          エボラになったら死ぬんだから
          その後どうなろうが知ったことではないよね

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          • by Anonymous Coward

            いつから致死率100%になったの?何それ怖い。

            • もともとはほぼ致死率100%と言われていたんじゃない?
              結果的にサンプルが増えたら5割くらい生き残ってた人がいたということになっただけで。
              グラフを見ると、感染者数の増加に対して同じ比率で死者数が増えていない。

              致死率が減っていった分だけ見逃されていたということになるんだから
              どちらかというと、致死率が少ない方が怖い。

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    • by Anonymous Coward

      電話で報告とかあったけど、金がなくて携帯電話が使えない人はどーすんですかね
      (海外に行く人で金がないからストップされたなんことはあり得ないと思いますが)

      賃金不払いのように期待可能性がない(報告することができない)から無罪になるのでしょうか?

  • by Anonymous Coward on 2014年11月09日 20時16分 (#2708508)

    「十分な対策」って、現実的には不可能ですよね。

    • by Anonymous Coward

      ですね。やれるとしたらアビガンの増産くらいですか。
      日本で余るような事態になったら、西アフリカに安く分けてあげればいい。

    • by Anonymous Coward

      封鎖
      入国禁止するだけの単純かつ十分な対策ですよ。
      左翼が喚くから実施は難しいんだろうけど。
      検疫の強制が出来ないのであれば、こうするしかないんだけどな。

      • by Anonymous Coward

        一番現実的なのはそれですよね。まあ左翼云々というよりも、外交や貿易等さまざまな事情からそう簡単に出入国の禁止令は出せないことはわかっていますが、どっちをとるのが最善か(目先の利益か長期的な利益か)なんて決まっていると思うのですがね。

  • by Anonymous Coward on 2014年11月09日 21時33分 (#2708530)

    入国する時にパスポート見ればわかる、ような話でもないの?

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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