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309212 story
アメリカ合衆国

Intel Science Talent Searchの優勝者決まる 15

ストーリー by headless
詳しい方チェックお願い 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

米国内の高校3年生を対象にした科学コンテスト「Intel Science Talent Search(STS)」で、2011年の優勝者が決まった(ニュースリリースSpice Up Your Life本家/.)。

STSは米国で最も古く権威ある科学コンテストで、1998年からはIntelが主催している。今年はカリフォルニア州ダンビルの17歳、Evan O'Dorney君が優勝し、10万ドルの奨学金を手にした。研究内容は「平方数でない整数の平方根を予測する2つの計算法を比べ、正確な計算法と高速な計算法の解が一致する条件を導き出した」というものだそうだ(Intel Science Talent Search 2011 Finalists - Evan Michael O’Dorney)。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2011年03月20日 14時43分 (#1921723)

    Intel Science Talent Searchは、米国の高校生が対象なのに対し、
    Intel ISEF(国際学生科学フェア)「インテル アイセフ」
    http://www.intel.co.jp/jp/education/isef/index.htm [intel.co.jp]
    は世界の高校生が対象のようです。過去の日本の参加者の研究は
    http://www.intel.co.jp/jp/education/isef/2010/finalist1.htm [intel.co.jp]
    http://www.intel.co.jp/jp/education/isef/2009/finalist1.htm [intel.co.jp]
    こういう感じらしい。

    同じく高校生を対象とする数学オリンピックと比較してみると興味深いかも。
    数学オリンピックは難しいとは言え、制限時間のある試験なのに対して、
    このコンテストは実際に研究した成果を評価する、
    本物の研究って事ですよね。とは言え、数学オリンピック出身者も
    ポアンカレ予想を解決したペレルマンの他、後に活躍してフィールズ賞
    貰った方々が結構いますが。

  • by manmos (29892) on 2011年03月21日 13時05分 (#1922195) 日記

    割り算の筆算の様な計算方法でやるのと、ニュートン法でやるのを比較したってことですよね。

    うーん、昔私もやったんですが(まあ、大学ぐらいの事ですが)、そうですか、10万ドルですか…

    まあ、プログラム組んだだけで、ちゃんとした考察まではやらなかったんでなんですが、動機はMSBasicのsqrt関数があまりにもお馬鹿だった事です。

    • Re:これって (スコア:2, 参考になる)

      by dodonga (4178) on 2011年03月21日 18時04分 (#1922369) 日記
       dodongaです。

       いくらググっても元ペ~パが出てこない・・・;

       ので、なんとか探し当てたのがこれです。
       http://mygeist.com/2011/03/danville-teen-wins-intel-science-talent-search-and-100000/

       これによると、スタンフォ~ド大学の教授が、学生に出していた
       (但し、解けるように特殊条件を設定している)問題を、彼に出したら
       それを一般に解いてしまった。それをこのコンテストに提出した
       てのが、真相みたいです。

        He submitted a project that solved a complex math problem, involving the square root of numbers.
       A Stanford University professor had other students able to solve the problem in specific cases,
       but O'Dorney solved the problem
        — “Continued Fraction Convergents and Linear FractionalTransformations” — in general terms.

       とあります。

       「Continued Fraction Convergents and Linear Fractional Transformations」
       つまり、「連分数分数と線形分数変換」。こらの関係式を導いたみたいです。
       計算が速いアルゴリズムと計算が正確なアルゴリズムの間の関係。

       ざっくり、言ってしまえば

      > 割り算の筆算の様な計算方法
       コチらが連分数

      > ニュートン法
       コチらが線形分数変換

       10万ドルもの奨学金が付くくらいだから、専門誌に載せるまで公開しないのかなぁ。
      --
      閑話休題
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        アルゴリズムと言うより、初等整数論の問題なのか。 この手の問題は本当に未知の結果か調べる方が大変だろうな。
  • なるほど (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2011年03月20日 12時34分 (#1921666)

    >研究内容は「平方数でない整数の平方根を予測する2つの計算法を比べ、
    >正確な計算法と高速な計算法の解が一致する条件を導き出した」というものだそうだ。

    よくわかった。
    でも、できれば日本語でよろ!

    • by Anonymous Coward
      > 詳しい方チェックお願い部門より

      > でも、できれば日本語でよろ!

      なんで日本人はこうも理工学に対して馬鹿なのだ?
      高校生でも、「平方数でない整数の平方根を予測する」ならニュートン法っぽい数値計算法かなにか
      かもしれないものを「2つ」比べて計算時間とかじゃなく正確に計算できる場合をしらべて
      「正確な計算法と高速な計算法の解が一致する条件」を見つけたってことぐらい解るだろ。
      で、自分が高校生なら、そりゃすごいなとぐらい思えるだろ。大したことないなと思うやつもいるだろうけど。
      • Re:なるほど (スコア:4, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2011年03月20日 13時15分 (#1921684)

        「予測」って言い回しにどうも違和感を覚えたので原文見たら "approximate" だった。
        整数の平方根の近似値を求める二つの方法、って言ってくれたほうが納得しやすかったなぁ。

        ちなみに二つの方法というのは
        ・連分数に基づく方法(正確)
        ・線形変換の繰り返し計算に基づく方法(高速)
        なんだそうな。

        親コメント
        • Re:なるほど (スコア:1, 参考になる)

          by Anonymous Coward on 2011年03月20日 19時23分 (#1921912)
          「正確」,「高速」ってのも"more accurate"と"faster"なのね。 でも近似アルゴリズムって手間をかけるほど精確な値を出すもののような
          親コメント
          • by Anonymous Coward

            faster が more accurate に同じく計算できる場合があり、その条件を見つけたということです。優れた研究では。
            検証が十分にされているのかは不明です。

            • by Anonymous Coward
              同じ時間内にmore accurateな近似値を出せることをfasterと言うのではないかと思ったのだが。 これ以上は論文見ないとわからないか
        • by headless (41064) on 2011年03月21日 1時06分 (#1922046)
          「近似値を求める」の方が正確でわかりやすいですね。ありがとうございます。

          元のタレコミ文には本家の記事とそこでリンクされているニュース記事しかなく、研究内容がどうもはっきりしませんでした。なんとか最終的にファイナリスト情報を見つけることができましたが、掲載した文はニュースリリースがベースになっていて、ファイナリスト情報の内容で補足した状態になっています。
          ちなみに、「予測」に該当する単語はニュースリリースの方にある「estimate」です。
          親コメント
      • Re:なるほど (スコア:1, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2011年03月20日 13時07分 (#1921678)

        >なんで日本人はこうも理工学に対して馬鹿なのだ?

        そしてキミはいったい誰と戦っているなのだ?

        親コメント
        • by Anonymous Coward
          日本人の中の馬鹿のほう。
          • by Anonymous Coward

            勝ったとしても達成感のない戦いだね、ご苦労様。

            茶化してごめん、なのでAC。

            • by Anonymous Coward
              ありがとう。不毛だろうけど、でも無駄ではないと思っている。
              「自分は馬鹿かもしれない」とちょっとでも羞恥心を持ってもらえたら、
              希望はある。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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