
KDDI、香港サーバーに保存していた国内契約者情報の一部を国内へ移転へ 10
移転 部門より
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エン・ジャパン社が運営する求人サービス「engage」は4月5日、外部からの不正アクセスにより画像・動画が全て消失する事態が発生したと発表した(プレスリリース, ITmediaの記事)。
詳細は不明だが、サーバー内の画像及び動画データを格納するフォルダが全て消失しているという。削除されたデータの復旧を試みたものの、完全に復旧することも不可能な状態だという。個人情報を管理しているサーバーへのアクセスは無く、個人情報の流出は確認されていないとしている。
再発防止策に「セキュリティ強化の実施」「全ての情報を定期的に保管」とあるので、画像や動画はバックアップを取っていなかった系だろうか?スラド諸氏もご注意されたし。
4月5日の夜頃から、5chなどでAtlassian社のタスク管理ツール「Trello」を公開設定で使っている企業の情報がGoogle検索などで表示されることが見つかり、就活生の個人情報や不採用理由などが丸見えになっていると漏洩騒ぎになっているようだ(ITmedia、Twitterのまとめ)。
「Trello」は無料で使用可能なカード型のタスク管理ツール。ボードの公開範囲を「private」にすることで関係者のみに閲覧させることができるが、何故か「public」にしている例が多々あるようで(デフォルトがpublicという話もあるが、タレコミ子が確認した限り現時点ではデフォルトはprivateで、publicに変える時も警告がでる)、それがGoogle検索でヒットしてしてしまい、どうみても部外秘の情報が見えてしまっているらしい。
採用などに使われている例が多々あるようで、漏洩した情報としては「就活生の個人情報」「採用/不採用理由」「パスワードやクレカ情報のメモ書き」「パスワードリスト」「水商売やAV女優の個人情報」「ネタ帳」「社員の愚痴」「スケジュール表」「パパ活情報」「役所の情報」「アムウェイの勧誘リスト」等々多岐にわたっているという。Trelloを利用している方は、直ちに公開範囲を再チェックしましょう。
PHPメインテナーのNikita Popov氏は3月28日、独自にgitインフラストラクチャーを維持するのは不要なセキュリティリスクになるとして、git.php.netを廃止してこれまでミラーだったGitHubのリポジトリを正規のリポジトリにする計画を発表した(PHPのニュース記事、 The Registerの記事)。
GitHubへの移行のきっかけとなったのは、3月28日にPHPクリエイターのRasmus Lerdorf氏とPopov氏の名前で不正なコミットが行われたことだ。不正なコミットに含まれるのは、User-Agent HTTPヘッダーの文字列が「zerodium」から始まっている場合にヘッダー内のコードを実行するコード。まずLerdorf氏の名前でコミットされ、Popov氏がコミットを取り消したが、Popov氏の名前で取り消しが取り消されている。まだ攻撃の全容は明らかになっていないが、個別のアカウントが侵害されたのではなく、git.php.netのサーバーが侵害されたとしか考えられないという。そのため、調査を続ける一方でGitHubへの移行を決めたとのこと。
GitHubに移行することで、リポジトリへの書き込みアクセスを行うにはphp organization(組織アカウント)のメンバーに含まれるGitHubアカウントが必要となる。まだ組織アカウントのメンバーになっていない場合や、可能なはずのアクセスができない場合にはPopov氏に連絡してほしいとのこと。なお、組織アカウントのメンバーになるには2要素認証を有効にする必要があるとのことだ。
Googleは23日、Chrome 90以降でプロトコルを省略したURLが入力された場合のデフォルトをHTTPSにすると発表した(Chromium Blogの記事、 Neowinの記事、 Android Policeの記事、 Softpediaの記事)。
現在のところChromeを含む多くのブラウザーではプロトコルを省略したURLが入力された場合、HTTPで接続する。HTTPSをサポートする多くのサイトでは自動でHTTPSにリダイレクトされ、Chromeではリダイレクトを記憶して次回からはHTTPSでアクセスする仕組みを備える。ただし、Internet ArchiveのようにHTTPSをサポートしながらHTTPアクセスをリダイレクトしないサイトもある。
現在ではHTTPSをサポートするサイトが主流になっているため、デフォルトをHTTPSにすることで最初のアクセス時の読み込み速度が改善するほか、セキュリティも向上する。そのため、GoogleではChromeのデフォルトHTTPS化計画を進めていた。
デフォルトHTTPS化は当初、デスクトップ版とAndroid版のChrome 90でロールアウトし、その後iOS版が続く計画だという。HTTPSをサポートしないサイトや、証明書エラーが発生した場合にはHTTPにフォールバックする仕組みも備える。
なお、現在Chrome Betaはバージョン90、Chrome Devはバージョン91となっているが、まだデフォルトはHTTPのままのようだ。一方、Chrome Canary 91ではデフォルトがHTTPSになっている。Chrome 90安定版は4月13日にリリース予定だ(Chrome Platform Status)。
Tesla CEOのイーロン・マスク氏は20日、中国の開発フォーラム 中国発展高層論壇 2021にビデオ通話で出演し、同社が諜報活動にかかわることはないと述べた(動画: 該当部分は1分28秒以降、 South China Morning Postの記事、 Mashableの記事、 The Vergeの記事)。
この発言は機密漏洩の懸念から中国政府が軍の施設など国家安全保障上の機密を扱う施設でTesla車の入構を禁じたとの報道を受けたものとみられる。マスク氏はもしもTeslaが車を諜報活動に使うようなことがあれば、中国に限らずどこの国でも廃業に追い込まれることになるだろうと述べ、どのような情報であっても同社には秘密を守る強い動機があるとの考えを示した。該当部分の動画は見つからなかったが、米前政権がTikTokを国家安全保障上の脅威と位置付けたことにも触れ、無用の懸念だったとも述べたそうだ。
NEXCO東日本の北海道支社が、サービスエリアやパーキングエリアのトイレで多発していたスマートフォンの置き忘れに対処できる仕組みを作ったそうだ(テレ朝news)。
構造は動画を見てもらった方が手っ取り早いが、ドアのロック部分を回転式のトレイにし、そこにスマートフォンを置けるようにした。トイレから出るときはトレイをひっくり返して鍵を開けないとならないため、スマートフォンを置き忘れることはないという仕組みだ。開発を行った室蘭管理事務所では、トレイ設置前の約7カ月間で54件もの忘れ物があったが、このドアロック式トレイ設置後は0件になったとしている。
国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)は18日、同機構職員に成りすましたVPN接続による基幹ネットワークシステムへの不正アクセスが判明したことを明らかにした(プレスリリース)。
不正アクセスが判明したのは3月16日。現時点で機構役職員等の名前、職員番号、アカウント、メールアドレス、ハッシュ化されたパスワード(1,947件)が3月8日に窃取されたことを確認しており、外部の人の個人情報や機微情報等が窃取されていないかを確認中だという。本件について警察に報告するとともにすべてのVPN接続を停止しており、調査が完了次第適切な再発防止策を講じるとのことだ。
クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人