ビル・ゲイツ氏がCtrl+Alt+Deleteについて、もしも過去に戻って小さな修正を行えるなら1キーで操作できるようにすると発言している(
Bloombergの動画記事、
The Registerの記事、
Mashableの記事、
CNN Techの記事)。
この発言はBloomberg Global Business Forumのインタビューで飛び出したもの。インタビューはカーライル・グループ共同CEOのデビッド・ルーベンスタイン氏を聞き手に、ゲイツ氏のほかダンゴートグループCEOのアリコ・ダンゴート氏、ペプシコCEOのインドラ・ヌーイ氏、ソフトバンクグループ会長の孫正義氏が参加して行われた。
インタビューでは現在の地位や名誉、財産などを捨ててでも30~40年にわたる新たなイノベーションを再び行いたいかといった質問や、この10年間に目にした重要なイノベーションに関する質問などに続き、かつてWindows NTのログインダイアログを表示するのに使われていたキーコンビネーションとしてのCtrl+Alt+Deleteが話題に上った(該当部分は動画の8分15秒あたりから)。
なぜCtrl+Alt+Deleteを選んだのかというルーベンスタイン氏の質問に対し、ゲイツ氏はIBMのPCキーボードで確実に割り込みを発生させるにはその方法しかなかったと説明。開発に携わっていた人々は1つのキーで動作するようにすべきだったとし、現在は多くのマシンがそれをより明確な機能として備えているとも述べている。
さらにルーベンスタイン氏は、Ctrl+Alt+Deleteを選んだことを後悔しているかと尋ねる。これに対しゲイツ氏は、他のことに影響を与えず過去に戻って小さな変更ができるのであれば、1キーで操作できるようにするだろうと答えた。