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「ついに」ではない [jiji.co.jp]と思います。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
電子カルテって (スコア:0)
入力されている症状などと選ばれた薬品との組み合わせをベイジアンな感じで吟味して
なんか変だったら警告表示!・・とかってできないのかなぁ。
Re:電子カルテって (スコア:0)
それでも病名とのクロスチェックはどうかなぁ? 診療の順番からして病名の入力は最後というケースは多いですからね。特に急患の場合は検査や処置の入力が優先になりますんで、医事システムでは意味があっても電子カルテでは気休め以上のものにはならないと思いますよ。
今回の件で言えば、システム上の問題なのか、薬剤部(でしょう、たぶん)の管理するマスタ設定上の問題なのかで後者はどうなの? というのが見えませんね。記事からはサクシンとサクシゾンで紛らわしいから後者を採用薬から外したというのがあるだけですが、なんでサクシンの方を残すかな? とか考えると設定方針がちょっと判りません。
Re:電子カルテって (スコア:3, 参考になる)
サクシンとサクシゾンはいつか何かあると思っていたのですが、ついに起こってしまったというところでしょう。
電子カルテに関するガイドラインでは『薬剤の検索には三文字以上の文字列で検索することと』なっているはずです。
もちろん、薬剤マスタ上で工夫する必要もあったのでしょうが、個人的にはそんな名前で認可した厚生労働省の問題もあるのかな、と。
#今回はACでお願いします
Re:電子カルテって (スコア:1, 興味深い)
「ついに」ではない [jiji.co.jp]と思います。
Re: (スコア:0)
あの時、多くの病院ではこのことに対して何らかの対策を立てたはずなので(手術室以外にはサクシンは出さないとか)、今更こんな事故が起こったのはとても不思議です。
#アマリールとアルマールとか、タキソールとタキソテールの間違いにはこういった確実な対策が取りづらいのでもっと根が深いのですが、それでも「血糖降下剤アラート」とか、「薬局側でも化学療法メニューを把握」とかの対策が取られたはず。
#ソル・コーテフが採用されている病院でしか働いたことがないのでAC
Re:電子カルテって (スコア:1)
電子カルテを導入した病院に2カ所つとめたことがあります。
薬剤処方システムですが、一軒目は最初の2文字でオートコンプリート可能、二軒目は最初の3文字入力しないとダメでした。
ただそれだけの違いなのに、個人的にずいぶんストレスを感じたことを覚えています。
だって2文字目で薬剤候補が表示されるのに、マウスクリックしても確定されないんだもん。
少し前まで、後発品メーカーは意図的に、先発品の名前に似せた製品名をつけていることがありました。
たとえばもし「ヨクネルン」と言う睡眠薬があったとしたら、「ヨクネムルン」なんて名前の薬を出してくる、なんてことはざらにあったわけです。
(今は原則後発品の名前を「一般名+会社名」で統一するよう通達が出されています。)
まあ、予想外の心肺停止に滅多に遭わないような「平和な」内科に勤めていれば、筋弛緩剤の「サクシン」なんて滅多に使う機会がないわけで、当直バイトでたまに行く病院の処方システムで表示されてしまったら、「あれ、これもサクシゾンのジェネリックか・・・」なんて混同してしまう可能性がないとはいえない。
今回問題になっている点も、「病院側としては、混同する可能性のあるサクシゾン(ステロイド剤)を意識的に外していた。が、しかし医師の方が普段から(おそらく別の病院で)使い慣れていたサクシゾンと、筋弛緩剤のサクシンを混同してしまった」ことだと思います。今回のケースでは、最終的にオーダーを確定した医師の責任は免れないでしょう。
結局「最初のn文字」は、ミスを防ぐ上でたいした防波堤にはなってないんです。もちろんオートコンプリートは入力時の手間を省くという点では大いに役立ちますが。
Re: (スコア:0)
そうなんだけど現場だとあんまり守られて無い模様です。
あと在庫の有無に関係なく全種類表示にしちゃうと認可されている薬の種類が多すぎるからこれまた現場で「使いにくい」といわれる。
結局現場では「医師」「薬剤師」「看護士」っていうのが最後の砦状態。
でも「医師」が頂点で「薬剤師」「看護士」は意見できないところが多い。
この病院がそういう所だったかは不明だけど、「そういう現場が多い」ってのも問題だよなとよく思います。
症例・効用から処方が検索できるシステムにしても良い様な気がしますが、
個人差(医師・患者双方に)があるのでコレも難しい。
#元医療関係システムの人間なんでAC
Re:電子カルテって (スコア:2, 興味深い)
#もしかしたら自分の処方では麻薬警告が出ない量なのかもしれませんが
モニタに表示されている電子カルテが丸見えなのでよく見てますが、
1度、医師が自分の処方しようとした量が選択できなかった時、
薬剤師に相談の電話を入れてましたので用量チェックは働いている模様。
院外薬局の電子カルテには禁忌事項が警告で出るらしく、
量に問題があったり、同時に処方された薬同士に問題がある場合、処理が終了しないとの事。
医師の処方ミスを薬剤師が発見出来なかった場合のチェック機構らしいです。
とはいえコンピュータ処理可能な処方箋でミスが見つかった経験もありますし、
中々、決定打になるようなシステムを構築するのは難しいかもしれません。
☆大きい羊は美しい☆
Re: (スコア:0)
これって、その禁忌事項の警告が出たんだろうか…
Re:電子カルテって (スコア:1)
私の通っている薬局では、2箇所以上から同一の薬が出たら問い合わせを入れてます。
私の場合は頓服でしか処方を受けてない薬(他の人は常用もあるので禁忌事項には引っ掛からない)
が2回以上連続で処方されてた場合も、必ず医師に問い合わせを入れられます。
また患者に薬を出す時も、症状の変化など無いか必ず患者に質問して、
適切な処方かどうか必ずチェックを入れてます。
そこで引っ掛かると問い合わせが入ります。(以前通っていた処方の怪しげな医師だとよく引っ掛ていた)
☆大きい羊は美しい☆
Re:電子カルテって (スコア:2, 興味深い)
二つを同時に使っては(あるいはある状況の患者さんに使っては)絶対にならないものもあれば、
モノによっては現場の医師の判断で使わざるを得ないこともよくあるのです。
たとえばお薬のほとんどは妊婦さんには使えませんが、そのときの重篤性によって産婦人科医は堂々と使います。
添付文書には治療上の有益性が不利益を上回るとき、なんて玉虫色の言葉で書いてあります。
そして、いい結果に終わればいいのですが、不幸にして亡くなったり障害が残った場合には
ほかの原因をすっとばして後付で「医者が禁忌の薬を使ったからだ」といって訴えられたりします。
そして、ベッドサイドで患者を診ていないひと(薬剤師や、ほかの医師を含む)にはそれが適切だったかどうかなんて判断をつけようがありません。