Amazonの「ほしい物リスト」に登録してある住所が第三者にバレる問題、発覚 32
仕様の穴 部門より
Amazon.co.jpにはユーザーの「ほしい物」リストを公開する機能がある。第三者がこのリストを見て商品を購入しプレゼントできる、というものなのだが、この「ほしい物リスト」には、登録してある発送先住所などの個人情報を盗み取れるという問題があるという(Togetterまとめ:Amazonのほしい物リストを公開していると個人情報を抜かれます)。
必要なのはマーケットプレイスの出品者アカウント。「ほしい物リスト」に入っている商品を購入してプレゼントする際、相手が発送先住所を登録していればプレゼントする側はその住所が分からなくてもそこに発送できるのだが、この際ほしい物リストに入っていない商品についても同時にプレゼントできてしまうという。
これを利用し、ほしい物リストに入っている商品とともに自分が出品する商品をプレゼントとして購入、ほしい物リストにある商品のほうを即座にキャンセルすることで、ほしい物リストに入っていない商品を勝手に送りつけることができる。このとき、自分が商品の出品者となっている商品を利用することで、実際に商品を購入することなしに、「発送先情報」という形で相手の個人情報を取得できてしまうという仕組みだ。
ちなみに先日Amazon ウィッシュリスト経由で砂 1 トンを送る方法というネタも一部で話題になっていた。「ほしい物リスト」に入っていない商品も送付できるという点が根本的な問題であるので、迅速な修正を期待したい。
対処方法としては、「ほしい物リスト」の設定で「お届け先住所」を設定しないようにするのが良さそうだ。