Microsoft Edge、ソーシャルエンジニアリング型マルウェアの99%をブロックしたとのテスト結果 25
阻止 部門より
テストはSEMを対象にしたものが9月26日から10月9日、フィッシングサイトを対象にしたものが10月1日から12日まで実施され、Windows 10 Engerprise バージョン1607上でGoogle Chrome 53.0.2785とMicrosoft Edge 38.14393.0.0、Mozilla Firefox 48.0.2を使用している。
Microsoft EdgeはSEMを平均99%ブロックしており、Google Chromeの85.8%、Mozilla Firefoxの78.3%を大きく上回る。フィッシングサイトの平均ブロック率でもMicrosoft Edgeの91%に対し、Google Chromeは82.4%、Mozilla Firefoxは81.4%となっている。
また、新たに出現したSEMに対しても、Microsoft Edgeは98.7%をブロックしたのに対し、Google Chromeは92.8%、Firefoxは78.3%。7日経過後のブロック率はMicrosoft Edgeが99.3%、Chromeが95.7%、Firefoxが81.9%となっており、Microsoft Edgeは平均で10分以内に新しいSEMをブロックしたとのこと。一方、Chromeは約2時間40分、Firefoxは約3時間46分を要している。
新たに出現したフィッシングサイトに対しては、Microsoft Edgeが92.1%をブロックしており、Firefoxが84%、Chromeが82.7%。1日経過後にはMicrosoft Edgeが92.9%、Chromeが85.6%、Firefoxが84.9%となり、Chromeのブロック率がFirefoxを上回っている。以降、7日後までブロック率の変動はみられない。新しいフィッシングサイトをブロックするまでの平均所要時間はMicrosoft Edgeが24分、Chromeが約1時間、Firefoxが約2時間25分となっている。