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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家
なんか嘘っぽい (スコア:0)
日本向けなら
イランがイラクに侵攻、米軍と交戦中
パキスタンで軍事クーデター、タリバン系暫定政権樹立
トルコとギリシャが交戦、独仏が派兵準備
北朝鮮軍、戦車と艦艇を南部に集結。中国、緊急非常態勢発令。
イスラエル、イラン核基地を空爆。イラン大統領報復宣言。トルコ、インドネシアに同調の動き。
中東ドバイでM7の地震、ビル倒壊多数
といったところかな。
「演出された恐怖」であってほしいけど、我々とは中東への認識が違う(Re:なんか嘘っぽい (スコア:3, 参考になる)
NY TYMES [nytimes.com]などのいくつかの英語圏の大手紙やBBCの国際ニュース・特に中東関連のRSSフィードを購読していると、見出しで見るだけでも、ここ数か月で中東・特にイスラエルとレバノンで非常に不穏な動きがあることについての報道が急速に増えていて、
実際、六月の第一週にイスラエルがイランの核施設を空爆することを前提に置いて長距離爆撃を行うために戦闘機100機と救難ヘリコプターや空中給油機などを動員した大規模演習を東地中海で行っていて、そこではアメリカの将官が招かれて作戦に関するブリーフィングをアメリカ側からも行ったとNY TIMESの記者に複数の国防省の複数の消息筋が語ったと言う記事 [nytimes.com]
このままいけば (スコア:0)
そうなっても全面戦争にはなりませんよ。イランにそんな実力ないし。
イラクでアメリカが苦労してるのはゲリラ相手であって、イランが正規軍でイスラエルなりイラクなりに攻撃をしかけても、一蹴されるだけでしょう。
じわりじわりと事は進む(Re:このままいけば (スコア:2, 興味深い)
一気に第三次世界大戦とか第五次中東戦争とはならずともイスラエルに対する外圧は強くなるし、親米諸国内部での反政府の機運も激化する。
中東の反イスラエル感情を媒介とした反米感情は相当な物があるし、イラクを占領した後に泥沼になってるのも、占領後一二年間は現地住民のゲリラ戦が中心でしたが、今や周辺諸国の反米勢力と混乱に乗じて各地域の天然資源の利権を奪取したい連中がイラクに入り込んで現地住民そっちのけでゲリラ戦やるのが中心になっていて、現地の住民は疲弊していて、地域によっては米軍-現地住民-外国から来た諸勢力の間で三つ巴どころではない乱戦が続いているようです。(僭越ながら、数年前のイラク現地の状況について高遠菜穂子氏が二年前に講演された内容を記録した物が私のblog(現在放置中、前書きが長いまま放置してあります…すいません) [hatena.ne.jp]にありますのでご参考に。この時から状況が改善されたという報道は見受けられないけど、特にイラク北部で状況が複雑になってきていると言う報道は稀に出ている。)
イラン側の最初の反撃で一番ありうるのは、イランが正規軍で侵攻するのではなく、周囲の反米・反イスラエル勢力をけしかけて反イスラエル闘争を過激化させる事と中東の他の産油国に対してドル決済の(一時)全面停止を呼びかける事でしょう。
特に後者はOPEC諸国の間でドル決済一辺倒からユーロや円、ルーブルなども決済通貨として対等に扱う通貨バスケット方式へと転換してリスク分散を行う事が真剣に検討されている現状ではイランの後押しがなくても進む可能性が高いし、
対イラン攻撃の最大の目的はイラク戦争の開戦目的と同じく、中東でのドル離れを阻止することにあるのでイランを攻撃する場合は中東の他の産油国に対するアメリカからのドル離れをやめさせる政治的恫喝も兼ねてはいるんですが、イラク戦争開始時から、ユーロシフトやドル以外の通貨に取引を分散する動きが加速したことを考えると、イラン攻撃がドル離れを加速するきっかけに、確実になる。
特にイランとロシアはドルの価値をとことん潰したいと言う点で利害共通していて、協同した動きを繰り返してきていますから、ロシアがイランを防衛するための軍事支援を公然と申し出たり、仲裁や軍事顧問の名目でロシア軍を送り込んでイラクとの国境近辺でアメリカの傀儡軍と睨み合わせたり、油田地域のクルド人を取り込もうとする程度の事は十分にありうる。
ロシアが公然とイランを軍事支援しない上で、アメリカ-イスラエル連合がイランを叩きのめすとしても、今の欧州やロシア・中国の状況を考えると国連安保理での支持が得られないどころか対イラン制裁へのアメリカやイギリスによる拒否権発動や対イスラエル経済制裁の発議が繰り返し行われる(けどアメリカかイギリスが拒否権使ってポシャる)事になるし、
それらの膠着した状況が両国政権内の右派を刺激して強引に正規軍による攻撃に踏みきらせたり、中東諸国の親米・反政府勢力への援助を使った内政干渉を過激化させて、情勢の逆転を狙うって事は十分にありえますよ。
所謂「窮鼠、猫を噛む」って状況です。
特にイスラエルは中東随一の空軍力と弾道弾運用能力を持ち、非公式に数百発の核爆弾を常時保有している国家です。反米・反イスラエルでイランと結束した諸国に何も軍事力を行使しないと言う保証は全くない。アメリカなどの非公式の後押しがあれば、空爆や弾道弾で敵対諸国を威嚇する程度はやってのける
即ち、一回でもイランへの空爆を行うことで、中東で全面戦争が起きる敷居は非常に下がる。このことだけは留意しておいた方が良いかと。