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暗号

第二次世界大戦中の伝書鳩から見つかった暗号文、英国政府通信本部では解読不能と結論 80

ストーリー by headless
困難 部門より
数週間前に英国の民家の煙突で伝書鳩の死骸から第二次世界大戦中の暗号文が発見されたが、英国政府通信本部(GCHQ)の専門家は解読不能との結論に達したとのこと(GHCQのプレスリリース時事ドットコムの記事CNN.co.jpの記事本家/.)。

この暗号文には日付がなく、5文字のアルファベットによる暗号が27組並べられている。また、発信者は「Sjt W Stot」、受信者は「X02」となっているが、「Sjt」が「Sergent」の短縮形とみられる以外のことは不明だという。戦争中の暗号には暗号帳とワンタイムパッドの仕組みが使われており、使用後には破棄されるため解読は非常に困難だ。ただし、発信者と受信者が特定できれば解読の助けになる可能性もあるとして、GCHQが国民に情報提供を呼び掛けているとのことだ。
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  • AOAKN (スコア:5, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2012年11月24日 20時38分 (#2278237)

    AOAKN HVPKD FNFJW YIDDC
    RQXSR DJHFP GOVFN MIAPX
    PABUZ WYYNP CMPNW HJRZH
    NLXKG MEMKK ONOIB AKEEQ
    WAOTA RBQRH DJOFM TPZEH
    LKXGH RGGHT JRZCQ FNKTQ
    KLDTS FQIRW AOAKN 27 1525/6
    http://www.gchq.gov.uk/Press/PublishingImages/large-pigeon-message.png [gchq.gov.uk]
    さあ、解読にLet's try !

    • Re:AOAKN (スコア:3, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2012年11月24日 22時20分 (#2278266)

      A
      R
      P
      N
      W
      L
      K

      ARPのネットワークリンクが調子が悪かったんだな。
      だから鳥類キャリアが煙突に迷い込んだんだ。

      親コメント
    • by atdp117 (41595) on 2012年11月25日 3時05分 (#2278323)
      文字出現頻度のヒストグラム
      先頭からAOAKN まで。
      それ以降は本文と関係無さそうなので除外。

      1本の電文だけだからなんとも言えないけど、思ったよりも偏りがあるという印象。
      One time pad の鍵って統計的に一様乱数じゃないんですかね。

      A * * * * * * * * * 9
      B * * * 3
      C * * * 3
      D * * * * * * 6
      E * * * * 4
      F * * * * * * * 7
      G * * * * * 5
      H * * * * * * * * 8
      I * * * * 4
      J * * * * * 5
      K * * * * * * * * * * 10
      L * * * 3
      M * * * * * 5
      N * * * * * * * * * 9
      O * * * * * * * 7
      P * * * * * * * 7
      Q * * * * * * 6
      R * * * * * * * * 8
      S * * 2
      T * * * * * 5
      U * 1
      V * * 2
      W * * * * * 5
      X * * * * 4
      Y * * * 3
      Z * * * * 4
      親コメント
    • これは「暗号」ではなく「符号表」の可能性はないのか?

      平文を順番に、与えられたアルファベットに対応する文字数分だけシフトさせる、そのシフトを表すワンタイムパッドそのもの、という発想は?

      --
      fjの教祖様
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2012年11月24日 21時13分 (#2278246)

      なんかクセがあるなあ。
      AOAKNが二回
      DDみたいな連続文字が5回出現する。

      ちなみにドイツのエニグマの暗号方法はこんな感じ
      http://www.mlb.co.jp/linux/science/genigma/index.html [mlb.co.jp]
      http://www.infonet.co.jp/ueyama/ip/history/enigma.html [infonet.co.jp]

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        AOAKNが二回

        1語目と27語目に登場してますね。
        27ー1=26というとちょうどアルファベットA-Zの文字数。
        この周期で換字表的なものが一回りして、同じ文字が同じ出力になったのかも。

        • by Anonymous Coward

          例えば
          a) 1~26の数字が重複しないで現れる乱数表
          b) 先頭と末尾に使用された単語がたまたま同じ5文字の単語
          c) 運よく26x5字で循環したので同じAOAKNになった
          みたいな状態だったと仮定してかなり絞っても
          探索に莫大な時間がかかる or 意味の通じる解釈文が多量に生成できる
          (本物もあるかもしれないけど本物だと証明できない)
          つーことなんだろう。
          > 専門家は解読不能との結論に達した

          • by Anonymous Coward

            > 専門家は解読不能との結論に達した

            いやまあ、タレコミは平文ですからそりゃ承知してますけど…。

    • by Anonymous Coward

      *「おうじ もょもと よ。
       よくぞ ぶじで もどってきた。

    • by Anonymous Coward

      "NURP"が『ぬるぽ』に見えて仕方ありません!!

    • by Anonymous Coward

      フッターの"27"から察して電文は27字、暗号文は5文字単位で1字を表してる気がします。

      暗号機に初期値1525/6を設定してダイアルを1文字目に合わせて
      覗き窓から見える -[A]ー[O]ー[A]ー[K]ー[N]-  ←これを書き写す

      そして乱数更新ボタンを1回押してダイアルを2文字目に合わせて
      覗き窓から見える -[H]ー[V]ー[P]ー[K]ー[D]-  ←これを書き写す

      こんな感じの機械で作られたと想像。

    • by Anonymous Coward

      電文の頭と終わりに何らかの定型句や識別符号のたぐいを入れるのは珍しくないでしょ
      それで暗号解読の手がかりを与えてしまう危険性があるが、本当にワンタイムパッドなら問題ないし

      他の可能性として、乱数のコードブックとして使った本(例えば聖書)のページと行をAOAKNで指定していたりして.........

  • by Technical Type (3408) on 2012年11月24日 21時41分 (#2278251)
    理論的に解読不可能なことが証明されている以上、受信側の乱数表が残っていなければどうしようもない。送信側は暗号作成後は乱数表を焼却しているだろうから。
    第二次大戦では日本の旧陸軍も第一線ではワンタイムパッドを使っていて、外交官や海軍の暗号が解読されたのとは異なり、旧陸軍のは解読できなかったようですね。送信者も受信者も決まっていたから乱数表が受け渡しできたようですが。
    第二次大戦は終結し、この鳩に託された暗号を受け取る者は既に存在しない。ならばこの暗号は誰にも解けない。
    • ワンタイムパッドも運用が悪いと解読されちゃうんですよ。
      パッドの使い回しとか、
      通信文の頭にコールサインなどの決まった文言が入るとか、
      同じ通信を秘匿されていない回線でも流すとか。

      だから、発信・受信者ってのがわかるととても重要なヒントになります。

      親コメント
      • しまった。
        この中で危ないのは使い回しだけです。たぶん。

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2012年11月24日 23時12分 (#2278286)

        通信文の頭にコールサインなどの決まった文言が入るとか、

        ワンタイムパッドの場合、平文の一部が既知でも残りの解読は不可能のはず。
        暗号鍵は一度しか使われないから。平文から鍵を推測が可能でも。その鍵で他の暗号文を復号することはできない。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        オフトピ気味だけど、

        ワンタイムパッドの問題は適切な運用に対するコストがバカ高いことだと思う。
        暗号強度は運用コストも含めて評価すべきで、そういう意味でこの手の
        方式は必ずしも万能で無敵な暗号とは言いがたいのだな。

        「運用さえ問題がなければ解読されない」というのは、素人に対して
        「適切で複雑なパスワードを毎日変更して、メモも取らなければ安全」と
        言ってるような空しさがあるのです。

        或いは工期短縮やコストダウンの対策として、
        「プログラマーがミスをしなければ、デバッグやテストの工数は必要は無くなるんだ」と、
        上司やプロマネに言われてるような気分というか……

        • まるでサブネットマスクも理解できないネットワーク管理部門の課長の言い分みたいですね。あいにく生きるか死ぬかの戦場なので。乱数が適切に運用できる状況に限定して使用されたに過ぎない。もちろん、1対多の無線や電信には向かない(というかこんな事まで説明が必要とはね)

          ワンタイムパッドの問題は適切な運用に対するコストがバカ高いことだと思う。 暗号強度は運用コストも含めて評価すべきで、そういう意味でこの手の 方式は必ずしも万能で無敵な暗号とは言いがたいのだな。

          それは「伝書鳩」というのを考慮し損ねている。伝書鳩であるので、送り手と受け手は限定されているから暗号兵が乱数表を送り届ければいい。鳩は敵に捕獲される事も当然想定しているので「時間をかければ解読できる」タイプの暗号は不適だろう。

          それにしてもワンタイムパッドは1920年代にワイマール共和国で使われ始め、第二次大戦で旧日本陸軍が第一線で使用し、1960年代のキューバ危機の際に米ソのホットライン(テレックスによる)で使用されているのに、コストがバカ高いからワンタイムパッドは絶対に無理であるかのように力説するなんて、世界の技術から90年近く遅れていますね。暗号の歴史に関する本を何冊か読んで基礎知識を得てから投稿してはいかがでしょうか。

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          単に公開鍵暗号が優秀すぎるだけでは?
          ワンタイムパッドが持つ欠点は。結局の所、鍵の配送問題に由来するもので、共通鍵暗号の欠点な訳ですから。

          • 用途次第だと思います。逆に情報理論的に解読不可能なのはワンタイムパッド以外に無いので、乱数の配布が問題ないケースでは、わざわざ劣った方法を使う理由も無いでしょう。民間レベルなら銀行が顧客にログイン用のワンタイムパスワードのリストを郵送するという運用が欧州では行われていたようです。日本の銀行は一時期、乱数カードを使いまわせと顧客に案内しててバカ丸出しでしたが。
            現代暗号は計算量的に解読に何万年かかるから安全という事で、でもCPUパワーがあがったり攻略法が発見されてアルゴリズムをしょっちゅう変えてますよね。また鍵の配布に関しては、「どうやって公開鍵が本物だと判断するのか」という問題がありますが? 盗聴者が受信者に成りすまして「この公開鍵を使ってね」と送りつけたら意味無いので。それで認証局なども必要になります。
            いずれにせよ第二次世界大戦の頃に"ネットで公開鍵を送ってそれで暗号化キーを送ってもらい、秘密鍵で複号して本文はAESで複号"なんて無理なので、機械式暗号と比べてもシンプルで、紙と鉛筆があれば前線の暗号兵でも暗号・複号できたワンタイムパッドは優秀だった事は、今の技術でも解読できない事で証明されているでしょう。
            親コメント
    • by Anonymous Coward

      解読の必要なんてないんだ。
      適当に暗号帳を作って27文字の文章をでっち上げれば話題になれるぞ<そういう話題じゃないってば

      • by Anonymous Coward

        いやそういう話でしょ。ワンタイムパッドが解読不可能なのは、鍵次第で27文字のどんな平文もありうるからなんだから。

  • by NOBAX (21937) on 2012年11月25日 7時40分 (#2278344)
    そして、二つの暗号を組み合わせないと解読できないのであった。

    江戸川乱歩の「怪奇四十面相」にこのトリックが出てきますね。
    実は髑髏がもう一つあって、それを組み合わせると
    「きのもりとざきどくろじま ・・・・」という暗号が解けるという。
  • 見方を変えてみるんだ
    そう、じ~っと見るんだ。
    そして少しずつ右目で左のほうを見て、左目で右のほうを見るようにすると
    浮かんで・・・・こないか・・・・。

  • by Anonymous Coward on 2012年11月24日 20時02分 (#2278233)

    鳩の休眠遺伝子に文章が隠されている事が判明したのは、事件発生後13年を過ぎてからでした…

  • by Anonymous Coward on 2012年11月24日 20時58分 (#2278242)

    「おじいちゃん、なにか覚えていない?」
    「なんだって?耳が遠くてのぉ」

    # 暗号化は完璧だった

  • by parsley (5772) on 2012年11月24日 21時54分 (#2278255) 日記

    足輪ついていないの?
    戦時中だと秘匿のためつけないのかな

    それが情報源になると思っていた

    --
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  • 暗号の書かれた紙が、ちゃんと残ってたほうがビックリです。
    そりゃ、防水ケースにでも収めてあったんだろうけど。

    ……煙突の煙で燻製にでもされたんだろうか。
  • by Anonymous Coward on 2012年11月25日 10時43分 (#2278353)

    「こんな あんごうに まじに
    なっちゃって どうするの」

  • このバカチンが!」って書いてあると思われ。

  • by Anonymous Coward on 2012年11月24日 20時48分 (#2278240)

    案外、時間を浪費させるための無駄情報なのかもしれないね。

  • by Anonymous Coward on 2012年11月24日 21時26分 (#2278249)

    Pidgey is stupid than this pigeon.

    • by Anonymous Coward

      Buffer overflow.

      # 27文字以内でお願いします(SP)含む

  • by Anonymous Coward on 2012年11月24日 21時45分 (#2278253)

    謎の鳥 [google.com]が何言ってるのか分からなかった。

    • by Anonymous Coward

      しかもぶれているから読めなくて…

    • by Anonymous Coward

      考えるな!感じろ!
      #余計無理だな…

  • by Anonymous Coward on 2012年11月25日 2時23分 (#2278311)

    きっと当時使っていたコンピュータのディスプレイに
    暗号の鍵が書かれた紙が貼られているよ。

    • by Anonymous Coward

      ENIACすら1946年だしディスプレイの登場はもっとはるかに後なのに当時使っていたコンピュータのディスプレイなんてどこに存在するんですか?

      • by Anonymous Coward
        当時コンピュータって言うと、計算手の事を指していたようなので、
        卓上式機械計算機で計算を担当するおねーさんのおでこにでも張ってあるのではないでしょうか?
    • by Anonymous Coward

      さらに、鍵は別便で送っといたからね、と。

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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